XR関連ビジネスを展開するスタートアップ6選

XR関連ビジネスを展開するスタートアップ6選

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KEPPLE編集部

目次

  1. はじめに
  2. スタートアップ6選
    • バルス株式会社
    • 株式会社CharacterBank
    • 株式会社Aww
    • イマクリエイト株式会社
    • DataMesh株式会社
    • 株式会社メタバースクリエイターズ
  3. おわりに

はじめに

近年、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)などバーチャルとリアルを融合する取り組みが加速している。現実世界と仮想世界を融合することで、現実にはないものを知覚できる技術の総称がXRだ。

新型コロナウイルスの影響を受け、社内会議をはじめ、法人向けのバーチャル展示会やオンラインセミナー等、従来リアルで実施された取り組みをバーチャルで代替するサービスの需要が急増した。

矢野経済研究所によると、2021年度の国内メタバース市場規模は744億円と推計、2022年度は前年度比245.2%の1,825億円まで大きく成長するものと見込んでいる。

メタバース事業に参入する企業が増え、仮想空間を利用したオンラインイベントやシミュレーション、教育、接客やショッピング体験など、様々な産業分野において活用が拡大し、さらにハードウェアと技術の進展により消費者向け市場にも広く普及するとみられることから、2026年度には市場規模が1兆円を超えると予測する。

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スタートアップ6選

バルス株式会社

同社はVTuberやアーティストのためのライブイベントプラットフォーム「SPWN」を提供する。プラットフォーム上でイベントのチケットを購入し、参加することが可能だ。

アーティスト向けには、ライブ配信(チケット販売・ギフティング)や物販、ファンクラブ、チケット販売など、イベントに必要な要素を一元管理する「SPWN portal」を提供する。イベント参加者の体験価値を高め、アーティストの収益を最大化することが可能だ。

また同社はそのほか、VTuberをはじめとするアーティストの3Dライブを支援する「XRライブ事業」を手掛けており、専用の撮影スタジオを持つ。

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バルス株式会社

  • 設立:

    2017年

  • 企業HP:

    https://balus.co/

株式会社CharacterBank

スタンドアローン型XRデバイス向けのカジュアルなコンテンツからPCXRデバイスのようなハイエンド機向けのコンテンツまで、ゲームの企画・開発・運営に取り組む。 「ANSUZ -アンスズ-」は、2つの勢力に別れて行う対人VRの人狼ゲーム。「RUINSMAGUS 」はVR×魔法×本格派アクションRPGで、国内のみならず世界のVRユーザーから支持を得るコンテンツを届ける。

 2023年4月には、FreakOut Shinsei Fund、NetEase Games、ドリコム、澤田インベストメント、SMBCベンチャーキャピタル、その他数社を引受先とする、3.5億円の資金調達を実施した。
RUINSMAGUS はアメリカや中国等で広く遊ばれており、Metaが選ぶ「Best of Quest 2022」のアクション部門にも日本から唯一選ばれ、累計販売本数も5万本を超えた。

株式会社CharacterBank

株式会社Aww

バーチャルヒューマンカンパニーとして、バーチャルヒューマン「imma」や「plusticboy」「Ria」のプロデュースを行う。バーチャルヒューマンのSNSフォロワー数は合計100万ファンを超え、世界50カ国5000以上のメディアに取り上げられた実績を持つ。

immaは、Porsche、SK-II、IKEA、Salvatorre Ferragamo、Valentino、Amazon Fashionなどの著名なグローバルブランドのキャンペーンに起用。2020年には本人が出演するアイスクリームのグローバルブランド「Magnum」のTVCMが中国全土にて放映。

2020年には、シードラウンドにてCoral Capitalから1億円の資金調達を実施した。
2023年6月には、世界37ヶ国で発行されるファッション誌「Harper's BAZAAR」台湾版にて表紙モデルにimmaが起用された。

株式会社Aww

イマクリエイト株式会社

VRやAR、MRシステムの企画・開発・運用などを行う企業。研修、トレーニング用の各種 XR システムを手がける。 ゴルフのスイングフォームを改善する「CanGolf」、けん玉の新技を習得できる「けん玉できた! VR」、ボールのスピード調整により技術レベルの異なるプレイヤーが楽しく対戦できる「VR スロー卓球」などのスポーツ・競技用 XR システムを提供している。 また、AR/MR 技術により、企業の研修・作業支援を行うバーチャルマニュアルを作成する。 

2022年10月には、シリーズAラウンドにて東京大学協創プラットフォーム、onozukuri Ventures、個人投資家を引受先とする、1.8億円の資金調達を実施した。

また12月には、薬剤師業務に必要とされる技能の修得・向上を目的としたVRの開発のため、フイルムシステムサービス、神戸学院大学と共同で取り組む。

イマクリエイト株式会社

DataMesh株式会社

MR(複合現実)とビッグデータを活用したソリューションを提供する企業。同社の 「DataMesh Live!」は、商用可能な MR 第三者視点可視化ソリューション。4K 画質かつマルチカメラによる複数の角度からの同時撮影やジブアーム・スライダーによるスムーズな移動撮影も可能なため、MR による演出・展示を行いたいテレビ局や展示会などで活用されている。

製造業・テレビ業界などに対し、MR を活用したコンテンツ支援・展示サポート、業務改善などさまざまな場面での導入を推進する。

DataMesh株式会社

株式会社メタバースクリエイターズ

同社は、メタバースのクリエイターが所属するプロダクションや、メタバースに関するコンテンツの企画・制作などを手がける。

メタバース空間を活用したプロモーションを実施したい企業や自治体からの依頼に対し、企画に最適なクリエイターを選定し、コンテンツの企画段階から参加する。メタバース内でのキャラクターとなる「アバター」の制作や、「アバター」が持ち運んだり触れたりするアイテム「アセット」なども制作する。

2023年6月には、プレシードラウンドにてデライト・ベンチャーズから資金調達を実施。日本から世界に向けたオリジナルコンテンツの創出を加速し、企業や自治体との連携強化と所属クリエイター数の拡大を目指す。

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株式会社メタバースクリエイターズ

おわりに

今回紹介した企業は、イベントや教育など様々な産業分野において活用が拡大しており、今後もさらに注目が集まりそうだ。

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参考:矢野経済研究所「メタバースの国内市場動向調査を実施(2022年)

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