メタバースコンテンツの企画・制作を手掛けるメタバースクリエイターズがシードラウンドにて、第三者割当増資と融資による総額1億1111万円の資金調達を実施したことを明らかにした。
今回のラウンドでの引受先は、NESベンチャーキャピタル、Kulture Fund、SGインキュベート、東大創業者の会ファンドの4社と、奥田浩美氏、原田明典氏、坂本達夫氏の個人投資家。融資による借入先は、日本政策金融公庫。
同社が提供するのはメタバースに特化したプロダクションサービス。企業のメタバースコンテンツ創出を支援する。VRChatやRoblox、ZEPETOなどのメタバースの第一線で活躍する日本のトップクリエイターたちが集まる。
同社は若宮 和男氏が2023年4月に設立。建築士としてキャリアスタートし、東京大学でアート研究者を経験後、2006年にIT業界に転身。NTTドコモやDeNAで複数の新規事業を立ち上げた後、2017年に女性主体の事業をつくるスタートアップ・uni'queを創業。uni'queでは、「全員複業」という新しい形で事業を成長させ、東洋経済「すごいベンチャー100」の選出実績も持つ。
2024年6月にはAnique社との提携を発表し、アニメIPを活用したメタバースコンテンツを開始。また、同年8月には、VRChatでお気に入りアバターと暮らせる「AvatarNPCシステム」を発表し、大きな反響を得ている。今後もメタバース市場の成長に応じて、アバターを使った小売ビジネスに焦点を当てた新しいコンテンツの開発をさらに進め、グローバル市場での展開を目指す。今回の調達資金は、主に企業との協業コンテンツの創出と、CXO人材の採用による組織強化に充当する。
画像はメタバースクリエイターズプレスリリースより