VC出身CEOが語る、微生物スクリーニング事業20年の軌跡とIPO計画【後編】
前編では、株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズの革新的な微生物スクリーニング技術と事業展開について紹介した。従来比1000倍の処理効率を実現するドロップレット技術により、未知の微生物資源の活用に大きな可能性を開いている同社だが、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではなかった。 2005年の創業から20年間、セルソーター技術の開発に取り組み続けてきた同社は、2015年の転機を経て現在の微生物スクリーニング事業へと軸足を移した。年30%の成長を続ける現在の姿からは想像しにくいが、実用的な装置完成まで7年を要し、当初の事業モデルでは市場開拓に苦戦するなど、数多くの試練を乗り越えてきた経緯がある。
