農家の“水不足解決”を起点に産業GXへ──EF Polymerのグローバルへの挑戦
干ばつや水不足が世界で深刻化する中、EF Polymer株式会社の技術は持続可能な農業を支える新たな選択肢として注目を集めている。 同社は、オレンジやバナナの皮などの作物残渣(ざんさ)から、完全生分解性の超吸水性ポリマーを開発するディープテックスタートアップだ。 創業者は、インド出身のナラヤン・ラル・ガルジャール氏。自身がインド・ラージャスターン州の農村で育ち「水不足を解決したい」という思いから研究開発を続け、同社を創業した。 超吸水性ポリマーとは、自重の数十倍以上の水分を吸収・保持できる素材のこと。土壌中の水分保持を目的として農作物栽培で使用されているほか、紙オムツや生理用品、化粧品など、私
















