東北大学発スタートアップbionto、6000万円調達──非侵襲ドラッグデリバリーに挑む
東北大学発スタートアップ、株式会社bionto(本社:仙台市、代表取締役:妹尾浩充)は、PARTNERS FUNDを引受先とするJ‑KISS型新株予約権によるシード調達、および日本政策金融公庫・七十七銀行による創業融資を組み合わせ、総額6000万円の資金調達を実施したと発表した。 同社は、生体イオントロニクス技術を基盤として、非侵襲的ドラッグデリバリーデバイスおよび高感度センシング機構の開発を進めている。人体の主成分である体液中のイオン挙動を制御・応答させるアプローチを通じ、これまで困難とされてきた皮膚透過性・送達効率・安全性などを改善することを狙う。 技術の中核となるのが、「高速浸透ニードル
