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自然を身近に感じるセカンドホーム、国内拠点倍増目指すSANUの展望

全国で旅行需要がコロナ前の水準に戻りつつある。政府の観光支援策やインバウンドの回復、働き方の多様化などが後押しし、観光地への人の流れが活発化している。
そうした中、観光地の宿泊施設を予約して滞在するというこれまでの方法だけでなく、滞在先や旅行方法に関する多様な選択肢が誕生している。たとえば、従来は物件を購入して所有することが当たり前だった別荘を、サブスクリプション形式で利用できるサービスが登場しており、「所有から利用へ」という考え方が広がっている。また、月額定額で全国の提携ホテルを自由に使える滞在サービスも注目を集めており、旅を日常に取り入れる新しいライフスタイルとして支持されている。
こうした背景には、柔軟な働き方やワーケーション需要の拡大、個人の価値観の多様化がある。旅行や休暇を自分のペースで計画し、時間・場所にとらわれずに過ごしたいというニーズが強まっており、これに応える形で新しい滞在の選択肢が増えている。今後もこうしたサービスは、コスト効率・利便性・自由度の高さを武器に需要をさらに伸ばすと見られている。
企業HP:https://sa-nu.com/
都心から2時間程度でアクセスできる別荘をサブスク利用できるセカンドホームサービス「SANU 2nd Home」を運営する。現在使える拠点は首都圏を中心に全国31拠点189室。月額5.5万円を支払うことで、どの拠点でも予約して利用可能だ。未就学児を持つファミリー層や30代から40代の共働き世帯を中心に、ユーザー層は拡大を続けている。従業員への福利厚生として導入する法人向けプランも用意する。他にも、年間の宿泊日数に応じたプランで別荘の所有権を購入することができる「SANU 2nd Home Co-Owners」も提供している。
2025年5月には、自然共生型の木造モジュール建築を手がける株式会社ADXと経営統合した。
住まいのサブスクリプションサービス「ADDress」を提供する。ADDressは、空き家などの遊休物件を賃貸で借り受け、会員へシェアハウス形式で提供する、多拠点生活プラットフォームサービスだ。自由に複数の場所で暮らすことができる「住まいのサブスク」である。滞在したい家と日にちを選ぶだけで、予約から決済まですべてオンラインで完結。Wi-Fiや家具家電も完備されており、気軽に移動することができる。「家守」と呼ばれる管理人が、予約リクエストへの対応や会員の受け入れ・送り出し、清掃、地域や家の魅力などの情報発信を行い、地域と会員同士の交流を円滑にサポートしていることが特徴だ。
ホテルとして貸出可能な住宅を開発・販売をしている。自分が購入したハウスだけでなく、全てのNOT A HOTEL を相互に利用できるネットワーク性が特徴。自宅や別荘のように資産として保有でき、相互利用可能な物件を毎年10泊単位からシェア購入ができる。利用時のチェックイン・アウトまですべてアプリで完結、完全キャッシュレスで利用できる。
2025年5月には、100%子会社となる「NOT A HOTEL CONSULTING株式会社」を設立し、土地、ホテル・旅館などを有効活用する新規事業を開始した。
企業HP:https://kabuk.com/
毎月定額で世界中の宿泊施設に滞在することができる旅のサブスク®サービス「HafH(ハフ:Home away from Home)」を提供する。HafHは約15,000軒の宿泊施設(ホテル・旅館・ゲストハウス・ホステルなど)の利用が可能。JALとのシステム連携により、HafHでJAL航空券の即時予約ができる。
2025年5月には、公式LINE上で旅行相談ができるAIサービス「ハフっち」を一部ユーザーを対象にβ版で提供開始した。
企業HP:https://corp.horijuku.co.jp/
リゾートホテル「UMITO」の運営などを行う。UMITOは、海の目の前の別荘を使いたい分だけ、年間30日単位でライフスタイルに合わせて保有できる「シェア購入」が可能なサービス。他にも、海と共に過ごすサブスクリプションサービス「WITH SEA」や、デベロッパーの養成を目的とした不動産投資塾「堀塾」、レストラン事業も展開する。
2024年4月10日付けで、HORIJUKU株式会社から株式会社UMITOへと社名を変更した。2025年6月には、法人向けの新プラン「WITH SEA ビジネスプラン」を2025年8月より提供開始すると発表した。
企業HP:https://unito.life/company/
ゲストハウス・シェアハウスを運営している。「unito」は、スマホ契約可能な家具家電付きの部屋を探せるプラットフォームサービス。住む頻度や期間に合わせて、スムーズに部屋探しをすることができる。他にも、帰らない日は家賃がかからないホテルレジデンスを運営する。居住者が家を使わない時間は、ホテルとして貸し出し、その分の家賃を減額する料金システム「リレント」を搭載している。二拠点生活や出張、長期の旅行など、さまざまなライフスタイルに対応ができる。また、民泊の開業・運営の代行も行っている。
2025年6月には、シリーズDラウンドにてエイチ・アイ・エス、大東建託を引受先とした第三者割当増資に加え、金融機関からの融資により総額約10億円の資金調達を実施した。
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