下肢潰瘍の細胞治療に挑むリィエイル、5.8億円を調達──再生医療製品RE-01の治験加速へ
株式会社リィエイルは2025年7月17日、計8社を引受先とする第三者割当増資によって5.8億円の資金調達を実施したと発表した。これにより、設立以来の累計調達額は約6.85億円となった。リィエイルは、難治性下肢潰瘍を対象とする再生医療等製品「Repri cell(通称:RE-01)」の研究開発を進めており、今回の調達資金は主に医師主導治験(臨床試験)の推進に用いる。 リィエイルは2017年9月に設立された順天堂大学発のスタートアップで、患者自身の末梢血から単核球細胞群を分離・培養し、疾患部位へ投与する治療技術の開発と事業化に取り組んでいる。主力パイプラインのRE-01は、難治性虚血性下肢潰瘍患者
