金属リサイクルとカーボンニュートラルを同時に実現、小さな電気炉が解決する製造現場の課題
日本は世界有数の金属工業国である。2023年の粗鋼生産量は世界第3位であり※1、昨年末には日本製鉄のUSスチール買収が発表され話題となった。一方で、環境省のデータによれば日本のCO2排出の12.5%は鉄鋼業によるものであり※2、製造加工時のCO2削減が喫緊の課題となっている。 業界団体である日本鉄鋼連盟は、2050年まで鉄鋼業界の実質的なCO2排出量をゼロにするビジョンを策定しているため※3、製鉄会社や自動車メーカーなど鉄鋼関連業界が注目しているのが、脱炭素を実現する新たな金属加工技術だ。 製造工程におけるCO2排出量を大幅に削減した金属資源の活用拡大に向けた技術とソリューションを開発・提供す
KEPPLE編集部 ・