ショート動画を活用したサービスを展開するスタートアップ7選【2025年5月更新】

ショート動画を活用したサービスを展開するスタートアップ7選【2025年5月更新】

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ショート動画需要の背景に“短時間視聴”の定着 

短時間で楽しめ、主にスマートフォンでの視聴を想定した縦型形式で制作されるショート動画。SNSの普及により、短い時間で情報を消費したいニーズが高まっている。

動画の尺が短いため、視聴者が気軽に最後まで視聴できることや、投稿者も撮影や編集の手間が少なくて済むこともあり需要が増えている。

2024年国内動画広告の市場調査によると、昨年対比115.9%成長の7249億円、 2028年には1兆1471億円に達すると予測されている。特にスマートフォン向け動画広告需要は昨年対比113.9%の5750億円にのぼり、動画広告需要全体の79%を占めている。

今後もテクノロジーの進化やユーザーのニーズの変化に合わせて、ショート動画のプラットフォームやコンテンツがさらに進化していくと期待される。

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スタートアップ7選

emole株式会社

企業HP:https://emole.co.jp/home

ショートドラマ配信アプリ「BUMP」を運営する。BUMPは、1話3分で隙間時間に楽しむことができるショートドラマの配信アプリだ。各作品、3話までは無料で視聴が可能で、4話以降は1日に1話待てば無料で視聴できるほか、広告を視聴することで1日に3話まで無料視聴、あるいは1話あたり67円を課金して視聴することが可能だ。

emoleが独自に制作するBUMPオリジナルドラマのほか、テレビ局など外部クリエイターとの共同出資による制作委員会方式でのドラマ制作や、BUMP以外のメディア用に制作されたドラマを短尺に再編集した作品などを提供している。

2025年3月には、シリーズAラウンドにてAngel Bridgeをリード投資家とし、千葉道場ファンド、D4V、サムライインキュベート、電通ベンチャーズ、博報堂DYベンチャーズ、セガサミーホールディングス、あおぞら企業投資を引受先とした第三者割当増資およびデットファイナンスによる8.5億円の資金調達を実施した。さらに、電通ベンチャーズ、博報堂DYベンチャーズ、セガサミーホールディングスと新たに事業面でも連携し、コンテンツ配信数の拡大やショートアニメなど配信コンテンツのジャンル拡張を行った。

株式会社Reelu

企業HP:https://corporate.reelu.jp/

Reeluは、接客業に特化した採用プラットフォームを提供する。主力サービスの一つである「Reeluバイト」は、求職者がプロフィール情報と面接動画をスマートフォンから提出し、企業がその内容とシフト希望を確認して24時間以内に即時合否判断が可能な採用サービス。採用スピードを重視しつつ、動画を通じて応募者の人柄や接客適性を事前に把握できる仕組みを採用している。アルバイト・パートの採用に特化し、業種は飲食・小売・サービス業を中心に展開。加えて、多言語対応が可能な人材の採用にも対応し、訪日外国人向けの接客ニーズにも対応している。

2025年4月には、訪日外国人旅行者向けのツアーガイド団体「Reelu Japan Guide」において、国内外の主要オンライン旅行サービス6社と業務提携を締結し、訪日旅行商品の掲載を開始した。

株式会社GOKKO

企業HP:https://gokko5club.com/

縦型ショートドラマを制作するクリエイター集団「ごっこ俱楽部」を運営する。脚本、撮影、編集、投稿、マーケティング、視聴データの分析までをワンチームで行っている。2021年のサービス開始から2024年6月時点で、制作・投稿した動画は1200本、累計再生数は40億回を達成している。

2024年7月には、エンターテインメント&ライフスタイル領域を注力領域の一つとして、新産業の創造や社会課題の解決を目指すベンチャーキャピタル、i-nest capitalから追加出資を受けた。

株式会社Wunderbar

企業HP:https://wunderbar.co.jp/

有名タレントの宣材素材提供サービスの「Skettt」を運営している。これまで大手企業に限定されていたタレント起用のハードルを下げ、簡単に全国的に認知されているタレントが活用可能なサービスである。タレント選定からクリエイティブ制作、効果測定まで、事業ブランディングを一気通貫してサポートしている。また、エンタメ経済メディア「IP mag」など、IP(知的財産)を活用した事業に注力している。

2025年5月には、ワタナベエンターテインメントと業務委託契約を締結した。今回の提携により、「Skettt」を通して、石塚英彦氏の宣伝素材を利用することが可能となった。

スマートフード株式会社

企業HP:https://smafoo.jp/

グルメ検索アプリ「Smafoo」を運営する。飲食店が投稿する3秒のショート動画をメインコンテンツとし、TikTokやInstagram Reelsに近いUIで視覚的に直感的な飲食店探しが可能なモバイルアプリ。

動画コンテンツとGPS情報を連動させることで、現在地周辺の飲食店をランダムに表示する設計を採用。ユーザーは、気になる店舗の料理や雰囲気を動画で確認しながら、リアルタイムで空席状況の確認や、来店予約へとつなげることができる。

2023年9月には、Smafooを新しいグローバルバージョンとして「英語」「中国語」「韓国語」「フランス語」「スペイン語」を含む多言語対応のアップデートを行った。

kamilas4am株式会社

企業HP:https://www.kamilas4am.com/

スモールビジネスオーナー向けに縦型ショート動画の制作を支援するプラットフォーム「kamila」を提供している。スモールビジネスオーナー向けに縦型ショート動画の制作を支援するプラットフォーム「kamila」を提供している。 ユーザーが希望する動画の種類を選択し、商品をクリエイターに送付することで、約7日間でSNS投稿用の動画を受け取ることが可能。動画制作の価格は1本あたり1250フィリピンペソ(約22米ドル)からで、広告代理店に依頼する場合と比較してコストを大幅に削減できる。プラットフォームには3500人以上のUGC(ユーザー生成コンテンツ)クリエイターが登録しており、食品、アパレル、コスメなど多様な業種に対応。AIによるマッチング機能を活用し、ブランドに最適なクリエイターを推薦する。

2023年11月には、プレシードラウンドにて、国内外のエンジェル投資家などを引受先としたエクイティファイナンスによる、約5000万円の資金調達を実施した。

株式会社G-VIS

企業HP:https://g-vis.com/

3DCGによる動画撮影と生成AI技術を活用し、アニメ「World Maker」などの制作を行う。大量のデータを学習し、画像や文章、音楽などさまざまな分野で新しいコンテンツを生み出すことができるAI技術を活用し、質の高いアニメーションをより効率的に制作している。ショート動画や、アニメの制作・運営なども行っている。

2023年11月には、プレシードラウンドにてSkyland Venturesを引受先とした J-KISS型新株予約権による資金調達を実施した。

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※サイバーエージェント「
2024年国内動画広告の市場調査を実施

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