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アニメーターが主役、AI時代のアニメ制作を切り拓く──Creator's Xが19億円調達


近年、生成AIの進化により、漫画やアニメをはじめとするコンテンツ制作の現場が大きく変わりつつある。画像生成や動画生成、翻訳、彩色、背景制作など、これまで多くの時間や人手を要していた工程にAIが活用されるようになり、制作の効率化や表現の幅の拡大が期待されている。一方で、著作権や学習データの取り扱い、クリエイターとの協業のあり方など、新たな課題についても議論が続いている。
こうした中、AIを「クリエイターに代わる存在」ではなく、「制作を支援するツール」として活用する動きが広がっている。作画や動画制作の補助、作品の多言語翻訳、監修業務やIP管理の効率化、制作フローの自動化など、AIを活用した新たな制作環境の構築に取り組む企業も増えつつある。
日本でも、スタートアップを中心に、漫画・アニメ制作の現場に特化したAI技術やクリエイティブ支援サービスの開発が進められている。制作会社やクリエイターとの連携を通じて、品質を維持しながら制作効率の向上やグローバル展開を支える新たなソリューションの実用化が進んでいる。
本記事では、AIを活用して漫画・アニメ制作の変革に挑むスタートアップを紹介する。

AIを活用したアニメ制作支援システムの開発と、2D・3Dアニメーション制作を手がける企業。劇場アニメやテレビアニメ、ゲーム、遊技機向けのアニメーション制作に加え、背景美術制作や制作工程を支援するAIソフトウェアの開発を行う。グループ会社や背景美術スタジオと連携し、アニメ制作からシステム開発まで一体となった制作体制を構築している。
2025年11月には、シリーズAラウンドのファーストクローズとして、グローバル・ブレインなどからの第三者割当増資と、みずほ銀行などからの借入を組み合わせ、総額19億円の資金調達を完了したと発表。
企業HP:https://ai-mage.jp/
アニメ業界向けのAIプラットフォームを開発するスタートアップ。アニメ作品の設定やストーリー、世界観、監修ルールなどを深く理解する独自技術「Anime General Intelligence(AGI)」を中核に、アニメ制作やIP活用、ライセンス監修業務を支援するAIソリューションを提供する。「Mage Agent」や業務特化型DX SaaSを通じて、資料検索や企画立案、監修業務の効率化を図るほか、制作現場やIP管理に関するデータを活用し、日本のアニメIPのグローバル展開を「攻め」と「守り」の両面から支援することを目指している。
2025年11月には、アニメIPの監修業務をAIで効率化する「AI Mage - 監修システム」のβ版をリリース。併せてシードラウンドをクローズし、ジェネシア・ベンチャーズ、Plug and Play Japan、Headline Japanを引受先とした第三者割当増資による、総額1.7億円を調達した。
漫画・アニメ制作向けAIプラットフォーム「JAPANMEDIAI」を開発する企業。正規ライセンスを取得した漫画・アニメコンテンツとAI技術を組み合わせ、企画立案から制作までを支援するワンストップの制作環境を提供する。AIを活用して制作工程の効率化と品質向上を図るとともに、日本の漫画・アニメコンテンツのグローバル展開を支援することを目指している。
2025年2月には、愛知県から次世代ユニコーンの創出を目指すシード・プレシリーズA(創業初期)のスタートアップを対象とする「AICHI NEXT UNICORN LEAGUE」のファイナリストに選出された。
企業HP:https://gazai.io/
生成AIを活用したアニメ・漫画・キャラクター向けクリエイティブプラットフォームを開発・運営する企業。生成AIプラットフォーム「GAZAI」を中核に、画像や漫画、アニメなどのビジュアルコンテンツをAIで制作・編集できる環境を提供するほか、ショートドラマ・ショートアニメの企画・制作や、AIキャラクターと対話できるアプリ「anini」の開発・運営も手がける。AIとクリエイターの創造性を融合し、コンテンツ制作の効率化と新たなエンターテインメントの創出を目指している。
企業HP:https://mantra.co.jp/index.html
マンガ・アニメ・ゲーム・小説などエンターテインメント分野に特化したAI技術の研究開発を行うスタートアップ。独自の言語・画像処理AIを搭載したマンガ翻訳プラットフォーム「MANTRA ENGINE」を中核に、翻訳・組版・画像編集のワークフローを自動化し、多言語同時配信を支援する。また、エンターテインメント作品の翻訳・ローカライズサービスや、AIを活用した制作・配信支援の研究開発を手がけるほか、マンガで英語を学ぶ学習アプリ「LANGAKU」を展開している。エンターテインメントを通じて「言語の壁」をなくすことを目指している。
2026年1月には、フランスの出版社AC MEDIAのマンガレーベルKi-oon(キューン)が手がける、オリジナル作品4タイトルの配信を開始した。あわせて、保護者が作品の閲覧範囲を設定できる「ペアレンタルコントロール機能」をLangaku内に新しく追加した。

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