企業の電話業務を生成AIで自動化──nocall、約8億円調達で対応領域を拡大

企業の電話業務を生成AIで自動化──nocall、約8億円調達で対応領域を拡大

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生成AI電話サービス「nocall.ai」を提供するnocall株式会社は、約8億円を調達したと発表。JAFCOとArchetype Venturesが共同リード投資家を務め、既存投資家のCoreline Venturesが参加した。今回の調達により、累計調達額は10億円を超えた。

nocallは、生成AIを活用して企業の電話業務を自動化する「nocall.ai」を開発・提供している。同サービスは2023年末に提供を開始し、AIが人に代わって電話で会話し、企業の業務を支援する仕組みだ。現在は自動車、金融、人材、ITなどの業界で導入されているという。

生成AIを使った電話の自動化では、音声認識だけでなく、相手の発話に応じて内容を理解し、適切な回答を生成して音声で返す必要がある。特に日本語では、相づちや会話の間などへの対応も求められる。同社は、周囲の雑音などで聞き取りにくい環境でも安定して動作するシステムの開発を進めてきた。

導入企業では、電話業務の一部をAIに置き換える取り組みも進んでいる。同社によると、中古車買取サービスなどを展開するMOTAでは、査定予約の確認電話をnocall.aiで自動化し、当日キャンセル率が約15%から5.7%に低下したという。また、ラクーンフィナンシャルでは従来のロボットコールから切り替え、督促業務における入金約束獲得率が3〜4倍になったとしている。

今回調達した資金は、プロダクト開発と人材採用を中心に充てる。実際の電話業務で対応できる範囲を広げるとともに、顧客企業への導入や活用を支援する体制を強化し、国内での生成AI電話の普及を進める方針だ。

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