中性子を出さない核融合で「永遠の20年」を打ち破る——LINEAイノベーションが目指す実用的な発電技術
核融合炉の研究開発に取り組む株式会社LINEAイノベーションが、シリーズAラウンドにて17.5億円の資金調達を実施した。今回のラウンドには、ANRIなどVC7社と大林組、三菱電機の事業会社2社、個人投資家1名が参加している。 LINEAイノベーションは「FRCミラーハイブリッド」と呼ばれる独自方式による核融合研究を進めており、発電用途での実用化を目指している。従来の核融合研究とは異なり、軽水素とホウ素11を燃料とした「プロトンボロン反応」により、中性子を出さない核融合炉の開発に取り組んでいる点が特徴だ。 同社は日本大学理工学部の浅井教授、筑波大学の坂本教授、そして代表取締役CEOの野尻悠太氏の
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