屋外広告の新たなカタチ、未活用壁面を活用するhalfwaytheir

屋外広告の新たなカタチ、未活用壁面を活用するhalfwaytheir

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KEPPLE編集部


未活用壁面を活用したポスター広告メディア「TIMES SQUARE」を運営する株式会社halfwaytheirがプレシードラウンドにて、XTech VenturesからのJ-KISS型新株予約権による資金調達の実施を明らかにした。

今回の資金調達により、同社が一括借用してポスター広告の掲載に用いる、未活用壁面の拡大を目指す。

歩行者目線の大量ポスターで高い広告効果を実現

TIMES SQUAREは、街中に点在する壁面をオーナーから一括借用し、大量のポスター広告を掲載することで企業のプロモーションを支援するサービスだ。落書きに悩む壁面や、有効活用されていない壁面の収益化に貢献する。

同社が注力する渋谷・原宿エリアは、壁面への落書きも多い。壁面にポスター広告を貼ることで落書きを防止するほか、オーナーの希望があれば落書きの消去も行うことで、街の景観向上に向けた取り組みを積極的に進めている。

ポスター掲載の様子

東京都では、条例で「建築物の一壁面に同一内容の広告物等を表示する場合、各広告物の間隔を5m以上離す」ことが定められている。同社は建物の壁やビルボードではなく、ブロック塀や民家の壁、フェンスなどの利用許可をオーナーから取得し、壁面に同一ポスターを大量に貼ることで、掲載エリア内での広告効果を高めている。

また、1週間のポスター掲載ごとに、子どもたちへの寄付・プレゼント活動の実施や支援活動も実施している。地域社会やNPOなどの団体に売上の一部を還元することで、地域の活性化にも貢献する狙いだ。

地域活性化の取り組み
現在は原宿エリアを中心に、ラグジュアリーブランドやストリーミングサービスの事業者を主なターゲットに展開する。2023年7月に事業を開始し、すでに真贋鑑定サービスのFAKEBUSTERS・BOOK-OFF主催のスニーカーイベント「Sneaker Expo 2023」と連携した企画を実施した。

今回の資金調達に際して、代表取締役CEO 栗山 太成氏に、今後の展望などについて詳しく話を伺った。

街中で注目を集める広告戦略

―― TIMES SQUAREの利用メリットについて教えてください。

栗山氏:当社は、多くの人々が集まる場所で、歩行者の目線の高さに大量の広告を掲載します。そのため、歩行者が渋谷から原宿まで歩く間にも、同じ広告を何度も目にすることで印象が強化され、広告効果が高まるのです。

こうした反復性が、通常のビルボード広告にはない特徴で、TIMES SQUAREの大きな強みとなっています。

また、Web広告はすでに世の中にあふれていることに加え、Cookie制限などの課題に直面しています。こうした背景もあり、ポスターなどの屋外広告のニーズは高まっています。

目線の高さにポスターがあることで、大量のポスターが並ぶ珍しい様子の撮影を促す効果もあります。他にも、QRコードを読んで限定コンテンツにアクセスするなど、回遊型のエンターテインメントも提供できるんです。こうした点が他の広告にはないメリットです。

ポスター掲載の様子

―― どのようなきっかけから、halfwaytheirを創業したのでしょうか?

長い間海外に滞在することで、日本を客観的に見る機会が増えました。その結果、日本がダウントレンドに向かっているように感じ、失われた30年などと呼ばれる状況に危機感を抱いていました。本来、素晴らしい国であるはずの日本がなぜこういった状況になっているのか、と考えたことがあります。そこでXTech Venturesのアクセラレーションプログラムに応募し、採択されたことをきっかけにhalfwaytheirを創業しました。

米国大学に在学中ではありましたが、日本を元気にしたいという強い思いから、日本での起業を決意しました。考えていたのは、広く不特定多数の人々にエンターテインメントを提供することが、自分にできる貢献の方法なのではないかということです。事業を検討する中で、人々に新しい体験やワクワク感をもたらすには屋外広告が鍵になると考え、大量のポスターで注目を集める広告ビジネスに着目しました。

地域を越えた新しいエンターテイメント体験へ

―― 資金調達の背景や使途について教えてください。

次の1〜2年で着実に進めたい取り組みは、利用可能な壁面の拡大です。現在展開するポスターメディアを伸ばしていくことが非常に重要です。そのためには、チームの強化が不可欠だと思っています。また、ブランドや代理店、ブランドコンサルティング企業などからの引き合いも増加しています。今後はこれらのニーズに対応できるよう、組織を拡大していく予定です。

―― 今後の長期的な展望を教えてください。

短期的には、都内を中心に、東名阪、全国へとTIMES SQUAREを拡大することが目標です。地域を越えた新たなエンターテインメントの機会を提供していきます。

現在のポスター事業の拡大に加えて、デジタルサイネージを活用して新しいエンターテインメント体験を提供する方向性も積極的に検討しています。例えば、デジタルサイネージを通じて、ワールドカップやライブイベントなどを街中で楽しめるようなイメージです。広告による感情の高まりを、その場で周りの人に共有できることはWeb広告にはない屋外広告の大きな強みです。屋外広告の良さを活かしたメディア媒体になることを目標に取り組んでいきたいと思います。

株式会社halfwaytheir

株式会社halfwaytheirは、ストリートメディア専門の広告事業を行う企業。 同社は、ポスター広告を1つのエリアに大量に掲載し、そのエリアを同じポスターでジャックする手法などを用いるストリートメディア専門の広告事業を運営する。クライアントに応じた、街を「ジャック」するための広告媒体や広告手法の提案、手配、実行を行う。目線の高さにポスターを配置するため、反復性の高いメディアだという。

代表者名栗山太成
設立日2023年7月18日
住所東京都中央区八重洲1丁目5-20東京建物八重洲さくら通りビル1F
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