INNFRA、シードで6258万円調達──上下水道・送電線に依存しないオフグリッドインフラを社会実装へ

INNFRA、シードで6258万円調達──上下水道・送電線に依存しないオフグリッドインフラを社会実装へ

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上下水道や送電線に依存しないオフグリッド型インフラの社会実装を目指すINNFRA株式会社は、地域と人と未来CJS2号投資事業有限責任組合、ミッドタウン・フロンティア・ファンド有限責任事業組合、菊永満氏(エンジェル投資家)、山梨県(令和7年度資金調達サポート事業)を引受先とするシードラウンドで、総額6258万円の資金調達を実施した。

INNFRAは「地球のすべての夜に灯りと潤いを」をビジョンに掲げ、送電線や上下水道に依存しないオフグリッド型インフラの社会実装を行うスタートアップである。

日本は他国に先行して人口減少社会に突入し、地方を中心に送電線や上下水道など従来型の大規模インフラを維持し続けることが難しくなりつつある。更新・維持には多額のコストと人手を要する一方、利用人口は減り続け、地域によっては現在の生活を継続できなくなる可能性も指摘されている。さらに、地震や台風など自然災害の激甚化により、インフラ途絶時の生活・事業停止リスクも高まっている。既存インフラへの依存を前提としない、新しいインフラのあり方が求められている。

こうした課題を踏まえ、人口減少社会と激甚化する自然災害への対策を視野に入れながら、同社は5年以上の現場実証を通じて、エネルギー・水の自立型インフラ技術の開発・導入を進めてきた。独自の水循環システム「INNFRA Water」とインフラユニット「INNFRA Base」を軸に、設計・施工から保守運用支援まで一貫して提供する。山梨県北杜市や沖縄、良品計画グループのMUJI HOUSEとの取り組みなど地域実装の実績も有し、平時・災害時を問わず安定したインフラの実現を通じて、地方の生活継続と防災拠点のレジリエンス強化を目指す。

代表取締役CEOは川島壮史氏。東京大学大学院理学系研究科修了後、インフラ業界向けの経営コンサルティング、エネルギー関連の新規事業開発、スタートアップ経営に従事。2022年3月に山梨県北杜市でインフラの実証プロジェクトを立ち上げ、2023年10月にINNFRAを設立し、代表に就任した。

川島氏は、「INNFRAが目指しているのは、エネルギーと水というライフラインのインフラが制約になることなく、より自由で豊かな暮らしを実現する基盤としてすべての人に届けられる社会です。平常時と災害時によらず安心、安全に利用できるオフグリッドインフラを、誰もが当たり前に使える形で社会に実装していくことに本気で挑んでいます。今回の資金調達により、これまで取り組んできた実証実験から防災市場などに向けた本格的な事業化を目指します」とコメントしている。(一部抜粋)

今回調達した資金は、上下水道や送電線に依存しない水循環システムの社会実装と販売拡大、また設備導入・運営体制の構築や技術開発などに充てる方針である。あわせて、実証で得た知見をもとに導入地域・導入先を広げ、平時・災害時を問わず使えるオフグリッドインフラの普及を加速する。エネルギーと水の制約に左右されない暮らしを、より多くの地域へ届けることを目指すとしている。

画像はINNFRAプレスリリースより

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