快適なフィットネスライフの実現を目指すスタートアップ5選【2025年5月更新】

快適なフィットネスライフの実現を目指すスタートアップ5選【2025年5月更新】

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フィットネス市場、回復傾向へ──健康志向とオンライン化が後押し

フィットネスは、健康や体力の維持・向上を目的として行う活動を指す。有酸素運動、筋力トレーニング、柔軟性トレーニング、栄養、休息、ストレス管理などが含まれる。これらの要素をバランスよく取り入れ、定期的な運動と健康的な生活習慣を実践することが、健康維持にとって重要だ。

近年、こうした健康への意識の向上から、フィットネスジムへの関心が高まり、施設や利用者が増加傾向にある。2021年以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一時的にジムの閉鎖などが起こり減少傾向にあったが、オンラインフィットネスの人気が高まるなど、業界に変化が生じている。

2023年のフィットネス市場規模は4886億円に達し、伸び率は8.5%となった。コロナ前のピークまではわずかに届いていないが、徐々に回復してきている。

本記事では、こうしたフィットネス事業に取り組むスタートアップを紹介する。

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スタートアップ5選

株式会社FiT

企業HP:https://fitinc.jp/

アプリを活用したフィットネスジム「LifeFit」・フィットネスジムの管理アプリ「FitGo!」を開発・運営する。LifeFitは、アプリを通じて最短1分で24時間いつでも利用開始が可能なフィットネスジムだ。手ぶらでの利用や外靴のまま入室が可能であり、手軽さ、通いやすさを追求している。同社が提供するアプリFitGo!で会員登録を行い、ジムの利用チケットを購入することで即座にジムの利用が可能だ。

2024年12月には、食事指導付きプランの提供を開始した。食事と運動の両面から人々のフィットネスをサポートすることによって、健康的な体づくりを推進する目的だ。

株式会社Opt Fit

企業HP:https://optfit.jp/

フィットネスジムでの運営コストの削減およびデータ経営を実現をする「GYM DXⓇ」や自動危険感知「24時間AI監視カメラ」を運営・開発する。GYM DXはフィットネス施設内に専用カメラを設置することで、AIが危険検知や不正入館検知、マシンの利用率分析やリアルタイム混雑状況の配信を行うサービスだ。2025年4月時点でのAIカメラ導入施設数は、約2030施設、台数は2万台を超えている。

2024年1月には、シリーズAラウンド2nd-3rdクロージング、にてマネーフォワードベンチャーパートナーズ、自然キャピタル、みずほキャピタル、名古屋中小企業投資育成、セーフィーベンチャーズ、個人投資家などを引受先とした資金調達を実施し、シリーズA累計約3.3億円となった。

株式会社アリストル

企業HP:https://www.beatfit.jp/

オーディオフィットネスサービス「BeatFit」を運営する。BeatFitは、ヨガインストラクターやランニングコーチなど、厳選されたトレーナーによる音声誘導とトレーニングに最適な音楽のプレイリストから構成される、定額制のパーソナルトレーニングアプリだ。また法人向けにも「Beatfit for Business」を提供しており、会社や部門ごとでのチーム競争、ダッシュボードの開放やデータ分析のサポートなど、企業に応じてカスタマイズできる。

2024年3月には、特定保健指導管理システム「スマウェル」で、3次元データを用いて素早く腹囲を計測推定する技術「3D腹囲測定機能」を公開した。(特許出願中)

インターディメンション株式会社

企業HP:https://interdimension.jp/

越境インクルーシブヨガ事業「ONE OM ONE(ワンオームワン)」の運営などを行う。ONE OM ONEは、主に米国・英国などの物価の高い英語圏で、腰痛・肥満・高齢・ハンディキャップなどサポートが必要なユーザーを対象としているヨガのプライベートレッスンを提供するプラットフォームだ。東南アジアやインド・東欧・アフリカ・中南米などの地域のヨガインストラクターをラインアップしている。

2025年3月、生成AIを活用したヨガレッスンのフィードバックレポート自動生成機能が正式にリリースした。

ミラーフィット株式会社

企業HP:https://mirrorfit.jp/

専用アプリで操作できる等身大のミラーデバイスを使った自宅トレーニングサービス「MIRROR FIT.」を運営する。専用のミラーデバイスに映し出されるトレーナーの動きと、ミラーに反射する自分の姿を同時に確認しながらトレーニングできる。ミラーデバイスの操作やトレーナーとのスケジューリングはアプリで行い、全国の参加者とハイタッチ・チャット機能でつながることができる。

2024年2月には、大阪公立大学都市健康・スポーツ研究センター岡﨑和伸教授の協力のもと、今まで数値化が難しかった健康習慣や健康状態を可視化することに成功したと発表した。この数値を「MIRROR FIT. SCORE」と称し、2024年2月28日(水)に既存の健康を管理し運動を提案するモバイルアプリ「MIRROR FIT. モバイルトレーナー」を搭載し、よりパーソナライズされた運動習慣を提案する。

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※フィットネスオンライン 「日本のフィットネス市場、令和5年は4,886億円



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