アディクシィ、累計6億円を調達──AI・クラウド領域で開発加速

アディクシィ、累計6億円を調達──AI・クラウド領域で開発加速

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アディクシィ株式会社(以下、ADiXi)は、三菱UFJキャピタル、個人投資家3名を引受先とした第三者割当増資を実施した。これにより、J-KISS型新株予約権の発行、および金融機関からのデットファイナンスを含めた累計調達額は6億円に達した。

ADiXi は「テクノロジー × ヒトの共創で、可能性を解き放つ」をミッションとし、AI をはじめとした先端技術を活用して企業の持続可能な成長を支援するテクノロジスト集団である。同社のサービス領域には、AI エンパワーメント(業務効率化・意思決定支援等)、DX・戦略コンサルティング、技術ソリューション、セールスイネーブルメント支援が含まれる。

創業時は「KANGEN Holdings」という社名で事業を展開していたが、2025年6月1日に組織再編を行い、AI×DX コンサルティング領域を担う「アディクシィ株式会社」、IT ソリューション領域を担う「KANGENテクノロジー株式会社」、セールスイネーブルメント領域を担う「株式会社Uchiwa」の 3 社体制に移行した。

代表取締役社長CEOの金沢大輝氏は、ITベンチャーを経て、Branding Engineer(現:TWOSTONE&Sons)に1人目社員として入社。取締役営業本部長として売上を0円から68億円へ伸ばし、2020年の東証マザーズ(現・グロース)上場を牽引。ITエンジニア特化の「Midworks」をはじめ、SES・人材紹介・プログラミングスクール・受託開発など複数事業を統括。2022年10月にADiXi (旧 KANGEN Holdings)を設立、代表取締役CEOに就任。2024年8月より代表取締役社長CEOに就任した。

国内において、AI システム市場は 2024年時点で約 1兆3412 億円に達しており、2029年には 4兆1873 億円規模に成長するとの予測もある。また、クラウド市場も2024年には約9兆7084 億円規模に成長しており、2029年には約19兆円規模が見込まれている。

今回の資金調達を受け、ADiXiは AI・クラウド領域での研究開発を加速させるとともに、プロフェッショナル人材の採用・育成、さらには今後の成長を見据えたコーポレート体制の強化に注力する。テクノロジーと人的資源を掛け合わせ、社会課題解決と持続可能な成長を目指す構えである。

本資金調達の発表にあたり、同社は「技術と人の力を掛け合わせながら、持続可能な成長と社会課題解決に挑む」としており、今後の動向が注目される。

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