契約業務管理クラウドサービスを運営するHubbleが、シリーズBラウンドにて、第三者割当増資による7億円の資金調達の実施を明らかにした。
今回のラウンドでの引受先は、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、DNX Ventures、Archetype Ventureの3社。
「Hubble」は、法務と事業部門の協業性を高め、生産性向上を支援するクラウド型契約管理サービスだ。契約書の作成、検討、管理まで一気通貫で対応が可能。API連携によるツールの統合や、AIを活用して契約内容を読み取って契約台帳を自動作成する機能も備える。改正電子帳簿保存法に対応する。
2024年1月からは、契約書PDFをアップロードするだけでAIが網羅的な契約データベースを構築する新サービス「Hubble mini」の提供を開始した。
同社は、会計事務所での勤務に携わった早川 晋平氏が2016年4月に設立。多くの企業が契約書業務に課題を抱えていることを目の当たりにし、それらを解決すべく2016年にHubbleを創業した。
Hubbleは2018年10月に提供を開始。リリースから約6年で上場企業からベンチャー企業まで500社以上に導入されており、サービスの継続率は約99%だ。
2024年6月には、Hubbleが英語での表示も可能となった。海外支社や英語を主言語とする社員がいる企業の法務担当者も、英語での契約業務に便利に活用できるようになる。同年10月には、関連のある契約書をAIが自動で紐付けできる機能を実装。
今後も、法務と事業部を連携する新機能の開発とプロダクトの発展を目指すという。
今回の資金調達は、生成AI等の新技術の開発、セールス&マーケティング組織の拡大、開発組織の強化などに充当する。
画像はHubbleプレスリリースより