サウナ付きトレーラーハウス運営のアースボート、プレシリーズAで2.5億円を調達ー地方拠点を拡充へ

サウナ付きトレーラーハウス運営のアースボート、プレシリーズAで2.5億円を調達ー地方拠点を拡充へ

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プライベートサウナ付きトレーラーハウス「Earthboat」を全国に展開する株式会社アースボートは、プレシリーズAラウンドにて2.5億円の資金調達を実施した。

今回のラウンドでの引受先は、八十二インベストメント、第四北越キャピタルパートナーズ、地域創生ソリューション、ブルーインキュベーションの4社。

同社は、自然環境の中に設置可能なプライベートサウナ付きトレーラーハウス、Earthboatを開発・運営している。各施設はCLT建材を用いており、寒冷地や豪雪地でも利用できる構造となっている。内部には薪で加温するフィンランド式サウナを備え、宿泊者自身が火入れを行う形式を採用している。トレーラーハウスには大きな窓が設けられており、周囲の自然環境を室内からも眺められる設計である。現在は全国で7拠点を運営しており、2024年2月の稼働率は平均70%以上、平均客単価は約5万円を記録している。

代表取締役の吉原 豪氏は、​2007年から2022年までLIGを経営し、IT業界に従事。​その後、故郷である長野県信濃町にUターンし、2022年9月にアースボートを創業、代表取締役に就任した。​また、LAMPの取締役も務めている。

アウトドア宿泊施設市場は、コロナ禍を契機に注目を集めている。人との接触を避けながら自然を楽しめる宿泊体験として、グランピングやプライベートサウナの需要が急速に拡大した。近年では、地域資源を活用した多様な宿泊スタイルも各地で広がりを見せている。

今回の資金調達を受けて、関東圏および甲信越地域での拠点拡大を進める。すでに栃木県那須の土地については売買契約を締結済みであり、長野県信濃町にある「Earthboat Village Kurohime」に続く直営2拠点目の運営を開始する予定だ。また、長野県白樺湖での開業も2025年7月に予定されており、今回出資を受けた企業と連携した新規拠点計画も進行中である。

今後、運営体制を拡充しつつ、宿泊体験の質を高めることで、アウトドア需要のさらなる取り込みを目指す。

画像はアースボートプレスリリースより

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