泡盛粕から未来の栄養を生む AlgaleXが3.5億円調達、AI培養制御システム強化へ

泡盛粕から未来の栄養を生む AlgaleXが3.5億円調達、AI培養制御システム強化へ

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株式会社AlgaleXは、シリーズAラウンドで3.5億円の資金調達を実施したと発表。補助金を含む累計調達額は約19億円となる。

本ラウンドでは、地域と人と未来CJS2号投資事業有限責任組合をリード投資家に、千葉道場ファンド、SMBCベンチャーキャピタル、サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブ1号ファンド、Future Food Fund、ANA未来創造ファンドのほか、拓南本社、津梁ファンド、琉球銀行が出資した。

AlgaleXは2021年設立の沖縄発スタートアップだ。泡盛粕などの食品残渣を培地として活用し、藻類や微生物を培養する独自のAI培養制御システム「Touji-24」を開発している。AIが培養環境を24時間365日制御することで、熟練培養士のノウハウを再現し、未利用資源を活用した安定的な培養を実現している。 また、企業ごとのニーズに応じたオーダーメイド培養技術を提供するバイオファーム事業も展開する。

世界的な資源価格の上昇や食料需要の増加を背景に、肉や魚の生産を支える栄養源の確保が課題となるなか、DHAやアミノ酸などの栄養供給を支える藻類や微生物に着目。未利用資源を活用した持続可能な栄養供給基盤の構築を目指している。

独自技術の実証例として展開する食用藻「うま藻(オーランチオキトリウム)」は、「うま味を持つ食用藻」として培養プロセスを確立した製品で、同社によるとサバの約13倍のDHAを含むという。同社発表によると、すでにミシュラン掲載店を含む飲食店や小売店で採用が進んでいる。

今回調達した資金は、「Touji-24」の機能強化、バイオファーム事業の拡大、人材採用に充てる。現在は大手企業との実証も進めており、発酵・培養分野におけるAI活用の展開を加速させる方針だ。

AlgaleXは今後、AI培養技術を活用して未利用資源から高付加価値な栄養成分を生み出す仕組みを拡大するとともに、培養技術そのものを産業基盤として提供し、食品やバイオ分野における資源循環型のものづくりを進めるとしている。

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