アルツハイマー型認知症治療薬を米国治験へ──Neusignal Therapeutics、総額53.2億円調達

アルツハイマー型認知症治療薬を米国治験へ──Neusignal Therapeutics、総額53.2億円調達

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東北大学発スタートアップでアルツハイマー型認知症治療薬の開発を手掛けるNeusignal Therapeutics株式会社(NTX)は、第三者割当増資とAMED(日本医療研究開発機構)の「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」による補助金を合わせ、総額約53.2億円の資金を確保したと発表。

第三者割当増資では、Angel BridgeとDCIパートナーズが共同でリード投資家を務めた。新規投資家としてニッセイ・キャピタル、Red Capital、ごうぎんキャピタルなどが参加し、既存投資家のファストトラックイニシアティブ、慶應イノベーション・イニシアティブ、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルなども追加出資した。

Neusignal Therapeuticsは2022年設立。東北大学発の創薬シーズを基盤に、アルツハイマー型認知症や精神疾患を対象とした治療薬の研究開発を進めるバイオベンチャーだ。

同社が開発するアルツハイマー型認知症治療薬候補「NTX-083」は、2025年から東京大学医学部附属病院で健康成人を対象とした単回投与試験の医師主導治験が実施された。その後、企業治験として反復投与試験も行われ、いずれも安全性や忍容性において大きな問題は確認されず、良好な薬物動態プロファイルが得られたとしている。

近年、アルツハイマー型認知症では、疾患の進行を抑制する新たな治療薬が登場している。一方で、適応患者の選定、治療管理、医療費などが課題となっている。認知症患者数の増加を背景に、より幅広い患者に対応できる治療選択肢への期待は高まっている。

今回調達した資金は、米国で予定するアルツハイマー型認知症患者を対象としたNTX-083のPhase1b試験や、グローバル製薬企業との提携を見据えた人材採用などに充てる。

NTXは今後、NTX-083の臨床開発を進めるとともに、認知症領域における新たな治療薬の実用化を目指す。

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