微生物データ×AIでバイオものづくりを前へ──bitBiome、約35億円調達

微生物データ×AIでバイオものづくりを前へ──bitBiome、約35億円調達

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AIとバイオテクノロジーを組み合わせたバイオものづくり事業を手がけるbitBiome株式会社は、シードエクステンションラウンドのサードクローズを実施し、同ラウンドを完了したと明らかにした。

同社発表によると、第三者割当増資や融資、委託・助成事業を含む今回の調達額は約35億円。これまでの累計調達額は約70億円となり、その約3分の2が非希薄化資金だという。

今回、Darwin Ventures(台湾)、In-Q-Tel(米国)、Valuence Ventures(米国)、IT-Farmなどの国内外投資家が出資した。加えて、UPSIDER Capitalが運営する「UPSIDER BLUE DREAM Fund」などから融資を受けたほか、NEDOの「バイオものづくり革命推進事業」など複数の委託・助成事業にも採択されている。

bitBiomeは、微生物データとAIを活用したバイオものづくりを手がけるスタートアップ。独自の微生物シングルセルゲノム解析技術「bit-MAP®︎」を用いて、培養が難しい微生物からも遺伝子データを収集し、微生物データベース「bit-GEM」を構築している。さらに、AIやロボティクスを組み合わせることで、利用目的に応じた酵素や微生物株の探索・開発を効率化する仕組みを展開している。

近年、バイオものづくりは脱炭素や資源循環、経済安全保障の観点から各国で重点分野として位置づけられている。日本政府も「バイオエコノミー戦略」を掲げ、2030年に国内外で100兆円規模の市場を創出することを目指している。一方で、微生物・細胞設計プラットフォームの整備やデータ連携・利活用基盤の遅れなどが課題となっている。

調達資金は、「bit-GEM」の拡充や微生物データを学習した独自AIモデル「SENS-AI」の高度化、ラボ拡張、グローバル事業開発体制の強化などに充当する。今後は、パートナー企業との連携を通じたバイオ製品開発や社会実装を進める方針だ。

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