宇宙の安全を支える観測網・交通管理基盤へ──Star Signal Solutions、シードで4.5億円調達

宇宙の安全を支える観測網・交通管理基盤へ──Star Signal Solutions、シードで4.5億円調達

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JAXA発スタートアップのStar Signal Solutions株式会社は、JAFCOを引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドで総額4.5億円を調達したと発表。

同社は2023年設立。「宇宙の安全を守り、地球の豊かな暮らしと宇宙活動の未来を築く」を掲げ、JAXAで培われた宇宙物体観測・軌道解析技術を基盤に、宇宙状況把握(SSA)や宇宙交通管理(STM)に関連する技術・サービスを開発している。人工衛星やスペースデブリの観測、軌道解析、衝突リスク評価などを通じて、政府機関や衛星運用事業者向けに宇宙活動の安全性向上を支援する。

近年、通信や測位、地球観測など宇宙利用の拡大に伴い、人工衛星やスペースデブリの増加が課題となっている。欧州宇宙機関(ESA)によると、軌道上には10センチ超の物体が約5万4,000個、1~10センチが約120万個、1ミリ~1センチが約1億4,000万個存在すると推定されている。衛星同士やデブリとの衝突リスクが高まるなか、宇宙空間の状況を継続的に把握・予測するSSAへの需要が世界的に拡大している。

同社は現在、支援上限額約20億円の宇宙戦略基金第2期事業に採択されており、オーストラリアで大規模観測設備の整備を進める。これにより、従来は観測が難しかった10センチ以下の小型スペースデブリを含む軌道上物体の観測、追跡、予測、カタログ化に向けた技術開発を推進する。

今回調達した資金は、グローバルな宇宙物体観測ネットワークの構築、SSA基盤の整備、コア技術の研究開発、プロダクト・サービスの市場投入、人材・組織体制の強化、国内外のパートナー連携などに充てる予定だ。

Star Signal Solutionsは今後、宇宙物体観測・軌道解析技術を活用し、宇宙インフラの安全性向上を支える技術基盤の構築を進める。商業宇宙市場が拡大するなか、持続可能な宇宙利用を支える事業展開を目指す方針だ。

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