ロゴの使用許諾を一元管理、ロゴラボがブランド許諾管理SaaSをローンチ
ブランド創出事業のBRAND PORT株式会社は、シードラウンドで、DUAL BRIDGE CAPITALおよび複数の個人投資家を引受先とする第三者割当増資を通じて、総額1.1億円の資金調達を実施した。
資金調達のリード投資家であるDUAL BRIDGE CAPITALは、M&A領域に強みを持つミダスキャピタルグループを母体としており、同社の事業展開やPMIの実行において強固な支援体制が整う見込みだ。
BRAND PORTは2024年に設立され、消費財ブランドに特化したグループ経営を展開。自社でブランドを立ち上げる「垂直立ち上げ」と、M&Aによるブランド共創を2つの柱としている。創業から半年で、すでに2社を買収し、D2Cブランドを1つ立ち上げた実績がある。
現在は複数のブランドを展開し、それぞれに対して経営統合（PMI）を通じた再成長戦略を実行。ブランドの魅力を再定義し、事業の再構築を図る。
販売チャネルはオンライン（EC）とオフライン（百貨店、催事、常設店）を両輪で展開。デジタルの拡張性とリアルな体験を組み合わせ、深いブランド体験を提供している。
グループ傘下ブランドの一つである「Hugh Morgan（ヒュー・モルガン）」は、バニラを主素材に据えたスイーツブランドであり、16世紀に英国宮廷でバニラを定着させた医師の名に由来する。現在は日本橋三越や六本木ミッドタウンなどで常設店を展開している。
代表取締役の金光 左儒氏は、これまでに消費財メーカーの創業経験があり、製造から販売、ブランディングまで10年以上の実績を持つ。ワックス脱毛に出合ったことを契機に起業を決意し、2013年に起業、2016年には武内製薬を設立している。
今回の資金調達により、M&Aの加速とPMI（経営統合）推進、自社ブランドの企画・販売強化、グループ全体の組織基盤の整備に活用する方針だ。
