女性向けのキャリア支援サービスを提供するスタートアップ5選

女性向けのキャリア支援サービスを提供するスタートアップ5選

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可能性を広げる──女性のキャリア支援サービスが描く新しい働き方

少子高齢化が進み、働き手の確保や多様な活躍の場がますます重要視される中で、女性が持つキャリアの可能性も改めて注目されている。日本では、正社員として働く女性の比率や管理職・役員ポジションの占有率などにおいて、依然として性別によるギャップが根強く残る。

一方で、女性が直面する課題は「復職・転職」「キャリア継続」「スキルアップ」「ワークライフバランス」と多岐にわたる。これらの課題に対して、最新のテクノロジーやプラットフォームを活用し、キャリア支援を提供するサービスが増えている。例えば、オンライン学習、メンター、→マッチング、キャリアアドバイザーとの1対1支援、企業とのマッチングプログラムなど、女性のキャリアを支える新しいモデルが動き出している。

本記事では、女性が自身のキャリアを主体的にデザインするための支援サービスを展開するスタートアップに焦点を当て、そのサービス設計、社会的意義、そして今後の展望を探る。

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スタートアップ5選

株式会社CORE

企業HP:https://core-official.com/

女性のキャリア情報を集めたナレッジプラットフォーム「CORE」を運営。20代後半から30代前半の働く女性をターゲットに、オンラインとオフラインを融合させたキャリア支援を展開している。COREは、女性に限定したコミュニティで、キャリアの悩みやライフイベントの迷い、誰かに聞いて欲しい気持ちを、匿名でも気軽に投稿できる。1on1機能により、メンターやロールモデルを見つけることもできる。

2025年11月には、シードラウンドにてEast Ventures、コロプラネクスト、ANOBAKAなどのVCの他、個人投資家による資金調達を実施した。

株式会社mog

企業HP:https://www.mog-career.co.jp/

女性が仕事を通して自己実現できる社会を目指し、意欲的な女性のキャリアを支援するサービスを提供する。仕事が好きなワーキングマザーに特化したエージェントサービス「mog career」や正社員ワーキングマザー向け求人を扱う転職サービス「mog career転職」に加え、育休中ママが他社でボランティアとして実務経験を積める「ママボラン」を運営。ボランティア活動とあわせて研修・カウンセリング・コーチングなどのプログラムを提供し、自己理解と市場理解の両面から、次のキャリアにつながる「キャリア活動」の場をつくっている。

SHE株式会社

企業HP:https://she-inc.co.jp/

女性向けのキャリアスクール「SHElikes」を開発・運営している。私らしい働き方を叶えるための、WEBデザインなど28職種以上のデジタル&クリエイティブスキルが学べるコンテンツやコーチング、仕事獲得支援を提供。SHElikesで培った専門スキルを持つ会員を対象にマッチングから人材の初期安定稼働までを全面的にサポートするサービスも展開している。

2025年2月には、三井物産子会社「Moon Creative Ventures」を引受先とする第三者割当増資により、シリーズC合計17.5億円の資金調達を実施した。

株式会社Mimosa

企業HP:https://www.mimosa-career.com/

育休中のフェムテックサービスや、女性若手社員から復職後のワーキングマザーへのセミナーや研修を提供している。フェムテックサービス「Paire-Care」は、従業員の「育休期間」に企業と従業員の双方をつなぎ、復職後の早期活躍を支援する。また、育休中者に向けた両立に向けたワークや相談窓口も用意し、人事の皆様の負荷軽減+更なるワーキングマザーへのケアも行っている。

bgrass株式会社

企業HP:https://bgrass.co.jp/

女性のITキャリア転職プラットフォーム「WAKE Career」などを開発・運営している。WAKE Careerでは、業界で活躍する女性エンジニアと直接対話し、リアルなキャリアストーリーを聞くことが可能。また、独自のジェンダーダイバーシティ診断で、企業の取り組みを可視化している。女性管理職比率や育成制度などのデータと、現場のリアルな声を基に評価し、働きやすさなどを見ることができる。ほかにも、採用管理AIエージェントの「フェアパス」も提供している。

2025年8月には、プレシリーズAラウンドにおいて、NEXTBLUE、WPower Fund、サイバーエージェント・キャピタルを引受先とした第三者割当増資、融資による借入により、総額1.25億円の資金調達を実施した。

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