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日本とブラジルを拠点にコマースおよびFintech事業を展開するAndes株式会社は、TRUST SMITH & CAPITAL、Finance Ace.、海外VCなどを引受先とするシードラウンド1stクローズで、第三者割当増資による資金調達を実施。エクイティでの累計資金調達額は1億円を突破した。
Andesは、日本とブラジルを軸に、アジア発のメーカーが中南米市場にシームレスに展開できる越境ECプラットフォーム「J-Planet」を運営する。J-Planetは物流、法務、金融、マーケティングといった商流の主要な領域を包括的にサポート。日本とブラジル両国にバックグラウンドを持つ経営体制で、現地法人の設立なしに中南米の複雑な市場と規制へアクセスを可能とする仕組みを提供している。蓄積された取引データは信用スコアリングに活用されており、今後は現地ユーザーへの金融サービス展開も視野に入れている。対象市場は中南米全体で6億人規模に及ぶ。
ブラジルの金融インフラは、国民的決済システム「Pix」の普及などにより、日本以上にデジタル化が進んだ先進市場である。一方で、クレジットカード金利は年利400%を超えており、「インフラは整っているのに金利だけが異常に高い」という大きな歪みが存在する。その結果、資金繰りや融資、後払い(BNPL)に対するニーズは極めて大きい。Andesは、J-Planetを通じて企業や個人の購買・取引データを蓄積し、これを信用スコアとして活用。さらに、日本から低金利で資金調達できるという強みを掛け合わせることで、現地の高金利に苦しむ層に対し、差別化を図っている。
代表取締役CEOは藤田徹氏。高校卒業後、約3年間にわたり自身のやりたいことを模索する中、知人の紹介をきっかけに大東建託へコンサルタントとして入社。入社1年目にして粗利4億円を達成する実績を残した。その後2025年3月にAndesを創業し、代表取締役CEOに就任。
同社は、現地での購買・取引データを蓄積し、将来的にそのデータを信用スコアとして活用し、日本からの低金利資金調達と組み合わせることにより、現地の高金利ユーザー層への提供を進める方針である。今後はFintech領域への展開や、中南米におけるさらなる新規事業領域への参入を視野に入れており、今回調達した資金は、オペレーション強化や既存事業拡大、次ステージのシリーズAに向けた体制整備などに充当される見通しだ。
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