生成AI×弁護士による法務アウトソーシングサービスを提供するLegal Agent、5000万円の資金調達を実施

生成AI×弁護士による法務アウトソーシングサービスを提供するLegal Agent、5000万円の資金調達を実施

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生成AIを活用した法務サービスを提供するLegal Agentが、ANRIおよびBoostCapitalを引受先とするJ-KISS型新株予約権により、5000万円の資金調達を実施した。

同社は、法務分野が直面する「法務部員の人材不足」と「弁護士業務の非効率性」という2つの課題に対応している。従来の法律事務所では人手に頼る業務が多く、人材不足が深刻化する中で、迅速かつ高品質な法務サービスを一定のコストで提供することは難しいという。

Legal Agentは、生成AI技術と企業法務を専門とする弁護士の知識を組み合わせることで、契約書のレビューや作成、M&A対応、法務デューデリジェンス、顧問弁護士業務など、多岐にわたる法務業務を効率化し、固定金額にて提供する。AIによる業務の一部自動化と弁護士の確認・調整を組み合わせ、作業時間の短縮やコスト削減を図りつつ一定の品質を維持している。

また、将来的には「弁護士AGI(汎用人工知能)」の開発に取り組み、法務業務そのものの構造的な課題の解決を目指しているという。

代表を務める朝戸 統覚氏は、企業法務を専門とする弁護士として、大企業やファンド、ベンチャー企業に対する法務支援に携わった。法務部門と法律事務所双方の人材不足という課題に直面し、生成AIの活用による解決策を模索する中で、2024年10月にLegal Agentを設立した。

今後も、法務部門の人材不足解消と弁護士業務の効率化を実現し、「弁護士AGI」の開発を通じて法務サービスそのものを革新することを目指す。法務リソースの最適化を図りつつ、企業や法律事務所の生産性向上に貢献する方針だ。

画像はLegal Agentプレスリリースより

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