プラスチックリサイクル関連事業を手掛けるesaが、シリーズBラウンドにて環境エネルギー投資とCBCを引受先とした第三者割当増資による4.5億円の資金調達を実施したことを明らかにした。
同社は独自技術「esa method」を用いて、リサイクルが困難な複合プラスチック素材を再利用可能なペレットに変換し、再生プラスチックペレット「Repla®」の原料として再利用する。Repla®やRepla®を活用したリサイクル製品はesaが運営するECサイト「Replaペレットショップ」で販売する。また、Repla®は2023年度グッドデザイン賞を受賞した。
同社は2022年3月に設立。代表の黒川氏は、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ社会人類学部で学士号を取得後、2004年に渡米しアパレル企業に勤務。2008年に独立して事務所を設立し、2011年の東日本大震災を契機に2012年にチームカーネーションズを共同設立、環境保全や教育に注力した活動を行ってきた。2013年には株式会社ベイクウェルを設立し、その経験を経て2022年に株式会社esaを創業した。
2024年2月には、みやこキャピタルを引受先とした第三者割当増資による1億円の資金調達を行った。同年5月には、米国ペガサス・テック・ベンチャーズ主催のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ 2024」の京都予選で、140社を超えるスタートアップ企業の中から、第2位に選出されている。今後は、リサイクルプロセスの効率化と品質向上を図り、各社との協業を通じて新たなビジネスモデルを目指す。今回調達した資金は、esa methodによるプラスチックの再資源化技術の研究開発の促進、リサイクルプロセスの効率化と品質向上に充当する。
画像はesaプレスリリースより