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AIとDXを活用した物流支援サービスを展開する株式会社ドライバーテクノロジーズは、シリーズAラウンドとして5.5億円の資金調達を実施。累計調達額は約7億円となった。
今回のラウンドには、既存株主のLINEヤフーグループ、イーストベンチャーズ、Skyland Ventures、ベクトル、LAUNCHPAD FUNDなどに加え、新規株主としてブーストキャピタル、ごうぎん、京都キャピタルパートナーズなどが参加した。
同社は2021年に設立され、ドライバーと企業をつなぐマッチングプラットフォームを提供。企業の配送ニーズとドライバーの稼働状況をマッチングし、車両の稼働率向上と業務効率化を図っている。2022年1月にサービスを本格展開して以降、アルゴリズムによるマッチング支援や、ドライバーと企業の間に立つマッチングアドバイザーによるオペレーション支援を特徴としている。
2023年11月には1億円超の第三者割当増資を実施し、AIを活用したアルゴリズムモジュールの開発やマッチングオペレーションの効率化、導入企業へのDX支援プロダクトの拡充を行った。また同年には、スタートアップ登竜門として知られる「IVS 2023 LAUNCHPAD」で優勝。物流業界における課題解決アプローチに注目が集まっている。
代表取締役社長 執行役員CEOの川島 康平氏は、大学卒業後、ベンチャーキャピタルのInfinity Venturesで2年間勤務。2021年10月に、インターネット大手のLINEヤフーグループなどの出資を受けて、ドライバーテクノロジーズを設立した。
川島氏は、「約4年間、毎日ドライバーテクノロジーズを上場させることだけを考えています。『人間が想像できるものは、人間は必ず実現できる』という格言がありますが、これには、『精緻なイメージトレーニングが大切』という意味もあると思っています。どうしたらできるかを考えて、カッコ悪いこともやり切って、そして全部結果で跳ね除けたいと思っています。」とコメントしている。(一部抜粋)
物流業界ではドライバーの高齢化や人手不足が深刻化しており、稼働車両の最適化と業務効率化が急務とされている。こうした社会課題に対応する手段として、独自のマッチング支援モデルを展開してきた。
今回の資金調達は、プロダクト機能の強化、組織体制の拡充などに活用し、将来的には東証グロース市場への上場も視野に入れているという。
今後、ノンデスクワーカーを取り巻く業界の事業承継課題にも取り組むとしており、資金調達によってその基盤を強化していく方針だ。
画像はドライバーテクノロジーズ プレスリリースより
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