ショートドラマアプリ「BUMP」運営のemole、シリーズAで8.5億円を調達——累計調達額11.6億円に

ショートドラマアプリ「BUMP」運営のemole、シリーズAで8.5億円を調達——累計調達額11.6億円に

xfacebooklinkedInnoteline

ショートドラマアプリ「BUMP」を展開するemole株式会社(本社:東京都目黒区)は、シリーズAラウンドで総額8.5億円の資金調達を実施した(第三者割当増資及び デットファイナンス)。累計調達額は11.6億円に達した。

今回の調達ではAngel Bridgeがリード投資家を務め、既存投資家に加えて電通ベンチャーズ、博報堂DYベンチャーズ、セガサミーホールディングス、あおぞら企業投資が新たに参加した。

emoleは、1話1〜3分のショートドラマを視聴できるアプリ「BUMP」を運営し、従量課金型の縦型映像プラットフォームとして注目されている。アプリはリリースから約2年で190万ダウンロードを突破し、SNSでの総再生回数は25億回を超えるなど、特にZ世代の女性を中心に利用が広がっている。

今回の資金調達により、ショートドラマ制作ラインの強化、組織体制の拡充、プロダクト改善が図られるほか、電通ベンチャーズらとの事業連携を通じて、IP展開や広告コンテンツ制作を含む新たな領域への展開も期待されている。

emole株式会社の代表取締役CEOは澤村直道氏。2018年に同社を設立し、クリエイターの挑戦を支援するエンターテインメントプラットフォームの構築を目指している。澤村氏は「創造で挑戦できる世界へ」というビジョンを掲げ、クリエイターへの経済的還元と公平な競争環境の整備を推進している。

ショートドラマ市場は、スマートフォン利用の増加と視聴者ニーズの変化を背景に成長を続けており、YHリサーチの調査によると、2029年には市場規模が8.7兆円に達する見通しとされる。同分野では海外勢を含めた競争が激化しているが、emoleは国内発のプラットフォームとして存在感を強めている。

今後も同社は、制作会社・配給会社・クリエイターとの連携を強化し、ショートドラマ市場の拡大に貢献するとしている。

画像はbump公式HPより

新着記事

STARTUP NEWSLETTER

スタートアップの資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ1週間分の資金調達情報を毎週お届けします

※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします

※配信はいつでも停止できます

投資家向けサービス

スタートアップ向けサービス