関連記事
1話3分のショートドラマ配信アプリ、エンタメ業界に新たな収益モデルをもたらす

ショートドラマアプリ「BUMP」を展開するemole株式会社(本社:東京都目黒区)は、シリーズAラウンドで総額8.5億円の資金調達を実施した(第三者割当増資及び デットファイナンス)。累計調達額は11.6億円に達した。
今回の調達ではAngel Bridgeがリード投資家を務め、既存投資家に加えて電通ベンチャーズ、博報堂DYベンチャーズ、セガサミーホールディングス、あおぞら企業投資が新たに参加した。
emoleは、1話1〜3分のショートドラマを視聴できるアプリ「BUMP」を運営し、従量課金型の縦型映像プラットフォームとして注目されている。アプリはリリースから約2年で190万ダウンロードを突破し、SNSでの総再生回数は25億回を超えるなど、特にZ世代の女性を中心に利用が広がっている。
今回の資金調達により、ショートドラマ制作ラインの強化、組織体制の拡充、プロダクト改善が図られるほか、電通ベンチャーズらとの事業連携を通じて、IP展開や広告コンテンツ制作を含む新たな領域への展開も期待されている。
emole株式会社の代表取締役CEOは澤村直道氏。2018年に同社を設立し、クリエイターの挑戦を支援するエンターテインメントプラットフォームの構築を目指している。澤村氏は「創造で挑戦できる世界へ」というビジョンを掲げ、クリエイターへの経済的還元と公平な競争環境の整備を推進している。
ショートドラマ市場は、スマートフォン利用の増加と視聴者ニーズの変化を背景に成長を続けており、YHリサーチの調査によると、2029年には市場規模が8.7兆円に達する見通しとされる。同分野では海外勢を含めた競争が激化しているが、emoleは国内発のプラットフォームとして存在感を強めている。
今後も同社は、制作会社・配給会社・クリエイターとの連携を強化し、ショートドラマ市場の拡大に貢献するとしている。
画像はbump公式HPより
スタートアップの資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ。
1週間分の資金調達情報を毎週お届けします。
※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします
※配信はいつでも停止できます
投資活動のあらゆる情報を一元的に管理できる案件管理機能を中心に、社内外への報告資料の自動作成機能やダッシュボード機能をご提供。
スタートアップ企業の事業概要、時価総額、株主情報、役員情報など、幅広いデータをご提供。
ファンドの経理や決算、分配計算や監査法人対応、親会社へのレポーティングまで、幅広くご提供。
独自のデータベースと知見を活かして、スタートアップに特化した株価算定・投資検討デューデリジェンスをご提供。
事業方針の変更で売却ニーズを抱える事業会社、満期が近づくファンド等が保有するスタートアップの株式をダイレクトに買取。