UPWARD、最新ラウンドで累計約15億円を達成──フィールドセールス特化AIエージェントの業界展開を加速

UPWARD、最新ラウンドで累計約15億円を達成──フィールドセールス特化AIエージェントの業界展開を加速

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フィールドセールス特化型AIエージェントを開発するUPWARD株式会社(代表取締役 CEO:金木 竜介)は、新たに JICベンチャー・グロース・インベストメンツが運営する「JICベンチャー・グロース・ファンド2号投資事業有限責任組合」からの出資を受け、最新ラウンドを2ndクローズし、目標額の約15億円に到達したと発表した。

UPWARDは、訪問営業・外回り営業(フィールドセールス)に特化したDXサービス「UPWARD(アップワード)」を開発・提供している。フィールドセールスの現場においてスマートデバイスを活用し、位置情報とAIを組み合わせた営業支援を行うものである。「フィールドワーカーの創造性を引き出し、企業と社会の成長を加速させる」をパーパスと掲げており、働く場所や状況にとらわれずに活躍できる環境づくりを目指している。

同社が提供する主な機能としては、出先での顧客訪問・滞在を検知する特許取得済みの技術、自動議事録作成、訪問推奨・訪問計画の自動策定といったAIエージェント機能が挙げられている。

代表取締役 CEOの金木竜介氏は、LBS(位置情報サービス)やGIS(地理情報システム)に精通し、これまでに200以上のGIS関連システムを構築。国内で初めてSalesforceと地図・位置情報を高度に連携させた次世代型営業支援SaaS「UPWARD(アップワード)」を創業した。

訪問営業や外回り営業を担うフィールドセールス領域では、顧客接点の可視化・記録入力の省力化・訪問計画の最適化といった課題が継続している。一般に、SFA(営業支援システム)/CRM(顧客管理システム)のクラウド化が進み、日本国内のSFA市場は年率10%前後での着実な成長を遂げてきたとされている。世界市場では、2030年には908.21億ドルに達すると予測され、今後も成長すると見込まれる。

今回調達した資金を活用し、フィールドセールス向けAI機能の開発と、インダストリー別(例:医療、介護、小売、保守点検など)に最適化したソリューションパッケージ開発を加速する。具体的には、顧客接点の自動記録(滞在検知)、対面商談向けの自動議事録、訪問先の推奨・計画策定をAIにより高度化・多言語化することで、付帯作業を削減し、フィールド営業が本質的な顧客対応に集中できる仕組みを目指すとしている。また、ソリューションパッケージ提供により、業界特化型に営業DXを展開することで、現場の特徴や悩みに応じた支援を進める構えだ。

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