AI音声解析のRevComm、15.8億円の資金調達で新規サービス開発強化

AI音声解析のRevComm、15.8億円の資金調達で新規サービス開発強化

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KEPPLE編集部

AI音声解析サービス「MiiTel」を運営するRevCommがプレシリーズBラウンドにて、新株予約権および融資、アセットファイナンスによる総額15.8億円の資金調達を実施したことを明らかにした。

今回のラウンドでの引受先は、ソニーイノベーションファンド、WiL、ALL STAR SAAS FUND、Salesforce Ventures、tb Innovationsの5社。UPSIDER BLUE DREAM Fundや商工組合中央金庫、SBI新生銀行、日本政策金融公庫、静岡銀行、三菱UFJ銀行からの融資、マネーフォワードケッサイからのアセットファイナンスによる調達も含む。

MiiTelは、音声コミュニケーションを解析・可視化するAIサービスだ。電話・Web会議・対面会話のすべてを解析・可視化することで、企業の生産性向上に貢献している。また、これらのデータをビッグデータとして活用し、生成AIによる新たなサービスの提供も進めている。

同社は、海外市場でのマーケティングやM&Aなどの経験を持つ曾田 武史氏が2017年7月に設立した。會田氏は大学在学中に社団法人ThinkAct Foundationや学生団体Applimの設立に携わった。三菱商事株式会社に入社後は、自動車業界で幅広い経験を積む。海外でのプロジェクト管理や新会社設立、M&A案件など、国際的なビジネス展開に従事した。

2023年5月には、MiiTelの通話実績が1億回を突破したと発表した。翌年7月には、地域企業等のDXを推進し地域経済の活性化を図るため、ゆうちょ銀行と協業契約を締結した。

代表の曾田氏は、Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング TOP20」に選出された。同社は週刊東洋経済「すごいベンチャー100」に選ばれたほか、2023年4月にはアジア企業で唯一「Forbes AI 50 2023」にも選出されている。今後は、ユーザー向けのサービスを強化し、データの管理や活用に関する取り組みを加速する。また、新しいAI技術を使ったサービスの展開も進める予定だという。今回の資金調達は、MiiTelの開発・販売体制の強化、新規サービスの開発促進、海外進出、組織基盤整備などに充当する。

画像はRevCommプレスリリースより

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