AI文字起こしソリューションを提供するスタートアップ5選

AI文字起こしソリューションを提供するスタートアップ5選

xfacebooklinkedInnoteline

デジタル時代を支えるソリューションで業務効率化を実現 

AI文字起こしソリューションの市場は、テクノロジーの進歩とデジタルコンテンツの急増により、これまでにない成長の可能性を秘めている。音声認識技術とAIの進化により、従来の人手による文字起こしの枠組みを根本的に変える新しいサービスが求められる。

日本国内では、メディア、学術研究、法律、医療、ビジネスコミュニケーションなど、多様な業界で精度の高い効率的な文字起こしへのニーズが高まっている。特にコロナ禍以降、オンライン会議やリモートワークの広がりに伴い、音声データをすぐに活用できるテキスト化ソリューションの重要性が増している。

AI文字起こしサービスが増える中で、音声品質やアクセント、専門用語への対応といった精度向上が求められている。特にリアルタイムの正確な文字起こしや多言語対応が課題となっており、今後も大きな成長が期待される。

オープンイノベーションバナー

スタートアップ5選

エピックベース株式会社

企業HP:https://www.epicbase.co.jp/

音声自動文字起こしサービス「スマート書記」などのサービスを開発・運営する。スマート書記は、議事録などのあらゆるドキュメント作成に関する作業を自動化・効率化するAI議事録サービス。会議内容の文字起こし結果を使ってAIが自動で要約し、会議後の議事録のまとめ作成などの工数を大幅に削減する。

2022年12月には、プレシリーズAラウンドにてCoral Capital、日本ベンチャーキャピタル、 グリーベンチャーズなどを引受先とした総額2億円(融資を含む)の資金調達を実施した。2024年5月には、「GPT-4o」を搭載したスマート書記の最新モデルとなる「AIアシスト(テストモデル)」の提供を開始した。

株式会社RevComm

企業HP:https://www.revcomm.co.jp/

人工知能(AI)を使った音声解析システム「MiiTel RecPod」などを開発・提供する。MiiTel RecPodは、オフライン ( 対面 ) の音声コミュニケーションを録音し、AI による文字起こし・議事録生成・話し方解析・履歴の共有ができる。他にも、電話営業や顧客応対を可視化する音声解析AI搭載型のクラウドIP電話「MiiTel Phone」、AIによる文字起こしとトーク分析機能によりオンライン会議の可視化、社内共有などができる「MiiTel Meetings」なども提供している。

2024年7月には、プレシリーズBラウンドにてSony Innovation Fund by IGV、WiL、ALL STAR SAAS FUND、Salesforce Ventures、tb Innovationsを引受先とした新株予約権、およびUPSIDER BLUE DREAM Fund、商工組合中央金庫などからの融資、マネーフォワードケッサイからアセットファイナンスによる、総額15.8億円の資金調達を実施した。

Notta株式会社

企業HP:https://www.notta.ai/

AI(人工知能)を活用した、音声の自動文字起こしサービス「Notta」を開発・運営する。Nottaは、日本語・英語をはじめとした40以上の言語に対応する、AIによる音声自動テキスト化サービスだ。PC、スマートフォンやタブレットなどさまざまなデバイスから利用ができ、作業時間の削減が可能。全てのデータを暗号化し、セキュリティ保護されているため、社外秘の議題が含まれる会議でも安心して利用できる。2020年にサービス提供を開始し、2024年3月時点でのユーザー登録者数は約310万人。

2024年4月には、ダイワボウ情報システムとディストリビューター契約を締結した。ダイワボウ情報システムの約19,000社のパートナー網を活用し、企業への「Notta」販売の強化を行った。

quintet株式会社

企業HP:https://9uintet.com/

議事録作成支援サービス「One Minutes」などを提供する。One Minutesは、100以上の言語に対応し、外国語での会議にも利用できる。会議後の翻訳が可能で作業負担を削減する。リアルタイムでの自動翻訳や文字起こしも可能。さらに、業界特有の専門用語にも対応でき、さまざまな業界での活用が期待される。

2022年6月には、小僧com、スライストーン、個人投資家等を引受先とした第三者割当増資による、約4000万円の資金調達を実施した。2024年5月には、インド・オーストラリア・アジアの英語アクセントにも対応できるようになった。

株式会社AIdeaLab

企業HP:https://aidealab.com/

AI技術を利用したプロダクト開発をしている。「AI議事録取れる君」は、AI自動要約機能を搭載した議事録作成サービス。マイク音声からAIが自動でテキスト化し、議事録作成の効率化を実現する。また見出しや箇条書きの要約の作成もできる。ZoomやGoogle Meetなどとも連携し、話者識別も可能。2024年12月現在、90以上の国と地域の発話を主要な16の言語に翻訳する。AI画像生成を用いたAIお絵かきアプリ「AIピカソ」や社内向けのChatGPT「社内ChatAI」も開発する。

2024年10月には、経済産業省およびNEDOの「競争力ある生成AI基盤モデルの開発(助成)」に採択された。

KEPPLE DBバナー

新着記事

STARTUP NEWSLETTER

スタートアップの資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ1週間分の資金調達情報を毎週お届けします

※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします

※配信はいつでも停止できます

投資家向けサービス

スタートアップ向けサービス