音声AIのRechoが1.2億円を調達ー業界別ニーズへの対応を強化

音声AIのRechoが1.2億円を調達ー業界別ニーズへの対応を強化

xfacebooklinkedInnoteline

音声AIプラットフォーム「Voice Agent」を開発する株式会社Recho(レコー)は、総額1.2億円の資金調達を実施。​​今回の調達はEast VenturesおよびW fundがリードインベスターとして参加し、東大創業者の会ファンドおよび複数のエンジェル投資家も加わった。

同社は2021年に設立され、音声対話技術を核とした「Voice Agent」などのソリューションを提供している。大手保険会社やグローバルプラットフォーマーでの導入実績を持ち、自然な応対品質で顧客との会話を自動化できることが特徴だ。​​同社の音声AI技術は、24時間365日、高品質な応対を実現し、カスタマーサポートの品質向上と効率化を両立させることを目指している。

代表取締役の邱 実氏は、学生時代に外国人留学生の学習・生活支援会社を創業し、SAPジャパン株式会社に新卒入社。その後、2021年12月に旧社名レコセレ(現Recho)を創業し、生成AIに強みを持つ技術チームを率いて事業を推進している。

また、2025年2月20日付で、元クックパッドJapan CEOの福崎康平氏が社外取締役に就任。​福崎氏は大学在学中に起業し、クックパッドではJapan CEOとして国内事業を統括した。​現在はスタートアップ創業者として活動し、複数のスタートアップ企業で社外取締役を務めている。​同氏の参画により、Rechoは経営体制と事業開発の強化を図り、持続可能な成長を目指す。

音声AI市場は現在、カスタマーサポートの効率化や業務自動化ニーズの高まりとともに拡大を続けている。​Rechoのようなスタートアップが提供する高品質なVoice Agentは、今後さらに多くの企業での導入が期待される。

今回の資金調達により、さらなる技術革新と市場拡大を進める計画だ。今後、さまざまな業界特有の要件に対応できるカスタマイズ性の向上を図るとともに、AI研究開発の強化とエンジニア採用を進め、技術基盤の拡充を目指す。

画像はRechoプレスリリースより

新着記事

STARTUP NEWSLETTER

スタートアップの資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ1週間分の資金調達情報を毎週お届けします

※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします

※配信はいつでも停止できます

投資家向けサービス

スタートアップ向けサービス