株式会社ムービーズ

自動運転ロボットタクシーの開発を進める株式会社ムービーズは、パートナーズファンドを引受先とするシードラウンドの第三者割当増資により、総額2億円の資金調達を実施した。
自動運転(ロボットタクシーを含む)は、市場調査各社が今後の拡大を見込む分野だ。海外では一部地域でロボットタクシーの商用運行が広がりつつあり、日本でも自動運転に関する制度整備が進むなど、社会実装に向けた環境が整いつつある。背景には、都市部の移動需要の増大やドライバー不足、移動の効率化・脱炭素といった課題がある。こうした文脈で、自動運転は移動サービス(MaaS)の重要技術として捉えられ、運行最適化やサービス品質の平準化を通じた社会実装が期待されている。ムービーズもこうした潮流の中で、L4ロボットタクシーの実装を見据えた開発を進めている。
ムービーズは、自動運転ロボットタクシーの開発と社会実装を目指す金沢大学発スタートアップである。長年にわたり公道で蓄積した約4万キロの走行実績と2000人超の乗車実験を生かし、レベル4(以下「L4」)自動運転知能(AIドライバー)の研究開発に注力している。
保有する複数特許と、1998年より27年間金沢大学で続けてきた研究開発を基盤に、AIおよびシミュレーション技術を活用して高度な自動運転技術を推進する。2025年には米国拠点も設立し、グローバルな技術競争にも対応可能な組織を志向している。
代表取締役CEOはエリック・ウェイ氏。台湾成功大学大学院で学ぶ。Amazon Japan、Google Japan、DiDi、Delivery Hero Japanを経て、2021年にはDimesを設立。2025年11月にムービーズのCEOに就任した。
エリック・ウェイ氏は、「私たちが目指しているのは、完全自動運転による『ロボットタクシー』の社会実装、そして、その核となる人間を超越した安全性と判断力を備える『L4完全自動運転知能(AIドライバー)』の確立です。今回の資金調達により、27年間蓄積した膨大な走行データを基盤としたL4自動運転技術のさらなる高度化を加速させます」とコメントしている。(一部抜粋)
今回調達した資金は、L4自動運転技術の開発体制拡充と事業開発体制の強化に活用される見込みである。今後は、長年蓄積した走行データを活用したL4自動運転知能(AIドライバー)の高度化を進めるとともに、エンジニアや事業開発メンバーの採用も強化する方針である。また、完全自動運転ロボットタクシーの社会実装を早期に実現するべく、事業展開をさらに加速する予定だ。









