幼児向け冷凍宅配食「mogumo」展開のOxxx、シリーズAで1.8億円調達——子育て家庭の食事負担軽減へ

幼児向け冷凍宅配食「mogumo」展開のOxxx、シリーズAで1.8億円調達——子育て家庭の食事負担軽減へ

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株式会社Oxxxは、幼児向け冷凍宅配食「mogumo(モグモ)」を提供しており、シリーズAラウンドで第三者割当増資による1.8億円を調達。累計資金調達額は4億円となった。

今回の資金調達では、ふくおかフィナンシャルグループを母体とするFFGベンチャービジネスパートナーズをリード投資家とし、Future Food Fund、天神屋、オリエンタルフーズ、GxPartners LLP、オモヤ、個人投資家が引受先として参加した。

近年、共働き世帯の増加や少子化が進む中、家庭における育児・家事の負担が社会的な課題となっている。特に、仕事と育児を両立する家庭では、日々の食事準備にかかる時間や手間が大きな負担となり、栄養バランスの良い食事を継続的に用意することが難しい状況だ。そのため、調理の手間を省きつつ、子どもに必要な栄養をしっかりと摂れる食事の選択肢を求める声が高まっており、冷凍幼児食をはじめとする時短・健康志向の食品サービスの需要が拡大している。

mogumoは、1歳6ヶ月から6歳頃までの幼児を対象とした冷凍幼児食の宅配サービスだ。管理栄養士監修のもと、幼児期に必要な栄養バランスを考慮したメニューを提供し、全国から厳選した工場で生産されている。電子レンジや湯煎で約3分温めるだけで簡単に提供でき、忙しい家庭の食事準備をサポートする。子どもが楽しく食べられるよう、動物のイラストを使った可愛いパッケージや、キッズメニュー表・ランチョンマットなどの工夫も取り入れている。

2022年5月のサービス開始以来、2025年2月までに累計250万食を出荷。また、幼児食に関する悩みを専門家にLINEで無料相談できるサポートも提供し、約26,000人が利用している。

代表取締役社長の黒瀬優作氏は、2012年にNEXYZ.に入社。2014年にグループ会社のBrangstaへ転籍し、BtoB向けECサイト運営企業の支援に従事。2016年には美容系スタートアップに営業部長として参画し、2021年3月にOxxxを設立、翌年5月にmogumoをローンチした。

2025年2月には、さらなる事業成長と経営体制の強化を進めるため、元クックパッドJapanCEO 福崎康平氏が社外取締役に就任。

今回の資金調達により、新商品の開発や販路拡大、サービス品質向上のための体制強化、マーケティング活動を推進し、より多くの家庭にmogumoを届け、子育てをサポートする体制を強化していく方針だ。

画像はOxxx HPより

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