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Leanerが挑む、巨大な調達・購買市場のインフラ創り

調達・購買業務向けクラウドサービスを提供するLeaner TechnologiesがシリーズBラウンドにて第三者割当増資による約15億円の資金調達を実施したことを明らかにした。
今回のラウンドでの引受先は、グロービス・キャピタル・パートナーズ、Bessemer Venture Partners、GMO VenturePartnersの3社。
同社が提供する「リーナー見積」は、企業の見積依頼から仕入先選定までの業務をデジタル化するクラウドサービスだ。従来、メールや電話に頼っていた見積業務を効率化し、担当者の作業時間を大幅に削減。蓄積されたデータを活用して効率的な調達戦略の立案も支援する。また2023年5月には、間接材向けのサービス「リーナー購買」をリリース。企業の間接材の購買業務を一元的にデジタル管理し、購買データを分析してコスト削減を図る。発注から納品、検収までのプロセスを統合し、購買管理とガバナンスの強化を実現することが特徴だ。
同社はコンサルティング会社で事業戦略策定などに従事していた大平 裕介氏が、2019年2月に設立。大平氏は、大学卒業後にA.T. カーニーへ入社し、調達改革や事業戦略策定に従事。日本企業の調達機能にテクノロジーによる変革が不可欠だと考え、2019年にLeaner Technologiesを創業した。
リーナー見積は、2021年5月に提供開始。リリースから約3年で導入社数は1万社以上を突破した。2024年9月には、調達戦略の立案から、業務効率化、戦略的業務へのシフトまで包括的に支援するため、PwCコンサルティングとの協業を開始した。今後も、マルチプロダクト展開を視野に入れ、企業およびパートナーとの連携を強化していく方針だ。今回の調達資金は、開発体制およびビジネス体制の強化を目的とした採用活動やマーケティング活動に充当する予定だという。
画像はLeaner Technologiesプレスリリースより
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