株式会社Yuimedi

医療データ利活用インフラを構築する株式会社Yuimediは、DG Daiwa Ventures、三井住友信託銀行、HearstLab、SMBCベンチャーキャピタル、千葉道場、インキュベイトファンド、D4Vを引受先とした、総額4億円の資金調達を実施した。
Yuimediは、医療・ヘルスケアデータ利活用ネットワークの基盤構築を目指すスタートアップだ。医療機関に蓄積された診療情報などが統一フォーマット化されていない課題に対し、独自の変換技術で医療データを標準化し、分析可能にするデジタルソリューションを提供している。
医療データ利活用のインフラとなるべく、提携医療機関の電子カルテデータを活用した製薬企業向けRWDサービス「YuiData」(日本)、病院の電子カルテDBから生成AIで情報抽出するSaaS「YuiQuery」(日米)、RWD※を国際標準のOMOP CDMへ変換する医療データ標準化事業(日本)の3事業を展開。
このうちOMOP変換サービスは、保有する医療データを国際的な多施設共同観察研究で用いられる標準規格「OMOP CDM」に変換するサービスで、データをOMOPにそろえることで、より正確かつ迅速な分析につながることが期待される。また製薬企業向け症例探索アラートは、臨床医や医療機関データに精通したコンサルタントが症例探索を支援し、協力医療機関での探索結果を定期的に知らせることで、医療機関への効率的な情報提供に貢献する。
代表取締役社長はグライムス英美里氏。京都大学薬学部卒業後、薬剤師免許を取得し、武田薬品で臨床開発に従事。医療システム改善への関心からスイスチューリヒ工科大学で医学産業薬学の修士号を取得し、マッキンゼー・アンド・カンパニーでコンサルタントとして経営を学んだ。2020年11月、医療×データのデジタルソリューション開発を目指してYuimediを創業した。
グライムス氏は、「医療データは、適切に活用されれば人々の健康と生命を守る大きな力となりますが、現場では依然としてデータの分断や構造化の壁が存在しています。 今回調達した資金をもとに、医療データインフラの構築により一層邁進してまいります」とコメントしている。(一部抜粋)
調達資金は、YuiDataとYuiQueryの事業推進に充当する。具体的には、YuiDataの事業開発人材やYuiQueryの開発人材、日本における事業責任者の採用を進め、事業・組織の成長を加速させる投資を行う方針だ。
※RWD(リアルワールドデータ):日常生活や通院の中で得られる人の健康に関するデータのこと。電子カルテや処方箋、ウェアラブルデバイスが取得したデータなどを指す。一定の条件のもとで行う臨床支援で得られるデータとは対照的な概念。









