商品情報を一括管理するプラットフォーム「Lazuli PDP」を提供するLazuliが、シリーズBラウンドにて第三者割当増資による10億円の資金調達の実施を明らかにした。
今回のラウンドでの引受先は、グローバル・ブレイン、SBIインベストメント、Carbide Venturesの3社。
Lazuli PDPは、複数の外部データベースに点在する商品情報を一元管理し、データを整備して活用しやすい形にするプラットフォームだ。AIの自然言語処理技術を使い、製造業者や小売業者が持つ商品データを自動で整理・統合する。さらに、商品ごとの特徴や利用シーンに応じてタグ付けや関連付けを行い、データを効率的に管理でき、企業のデジタル施策を支援する。
同社は、データ活用やAI活用に携わってきた萩原 静厳氏が2020年7月に設立。萩原氏は大学院修了後、リクルートに入社。営業、マーケティング、プロダクトマネージャーを経て、データサイエンティストとしてデータ・AI活用を推進してきた。その後、スタディサプリAI研究所を立ち上げ、2018年にはトレタでデータ部門責任者を務めた。並行してAIコンサルティング会社も運営し、2020年にLazuliを創業した。
Lazuli PDPは、2021年に提供開始。2024年12月現在、アサヒビール、ロッテ、ベイシア、ヤマダデンキなどの企業が導入する。2024年8月には、商品と顧客データの連携やデータ分析にかかる業務の効率化を目指し、ブレインパッドと事業連携を開始した。
今回の調達資金は、生成AI技術の活用拡大、Lazuli PDPの新機能開発、人材採用、およびパートナーシップの強化に充当する。
画像はLazuliプレスリリースより