進むSNSの多様化
コロナ禍により、多くの人々がリモートワークやオンラインでの学習・コミュニケーションに頼るようになり、SNSの利用が増加している。
2024 3年の国内ソーシャルメディアマーケティング市場は、1兆2038億円、前年比113%の見通し。2029年には2024年比約1.8倍、2兆1313億円に達すると予想される。※
SNSは、インターネットを通じてユーザー同士がつながることでコミュニケーションや情報共有を行うプラットフォームであり、今後もさらなる成長と進化が期待されている。
スタートアップ5選
サンゴテクノロジーズ株式会社
企業HP:https://sango-tech.com/services
ソーシャルアプリ「TapNow」を開発・提供する。TapNowはZ世代をターゲットとしたSNSで、相手のスマートフォンのウィジェットに写真を送信することができる。同アプリは、すでに10万ダウンロードを突破。マーケティングは日本国内のみにもかかわらず、海外ユーザー比率が15%を超えている。気心の知れた仲間とカジュアルに利用できる次世代SNSの提供を目指す。
2023年10月には、シリーズAファーストクローズにてDIMENSION、SBIインベストメントを引受先とした第三者割当増資による1.9億円の資金調達を実施、累計調達額は2.9億円となった。
株式会社LinQ
位置情報共有アプリ「whoo」や、匿名質問アプリ「ninjar」などの開発・運営をする。
whooは、友人や家族と位置情報の共有ができるアプリで、地図上に各ユーザーのアイコンが表示され、スタンプなどでリアクションができる仕組み。ninjarは、匿名の質問箱アプリで、お題を募集し好きな質問を選んで回答できる。2つ以上の質問に対して、一括で回答できる機能も備える。
2022年12月にサービスを開始後、各国のApp Store、Google Playで1位を獲得し、3か月で1000万DLを突破、そのうち半数近くを海外のユーザーが占めている。
2020年1月には、シードラウンドにて第三者割当増資による3000万円の資金調達を実施した。またMIXIにより、2024年3月末までの条件付きで最大約20億円の出資を段階的に実施した。
Woodstock株式会社
米国株ソーシャル投資アプリ「woodstock.club」を開発・運営をする。
woodstock.clubは、米国株式やETF(上場投資信託)の計600銘柄をこえる米国銘柄を、日本円で200円から売買することができるアプリ。同アプリでは、自分の保有している株式やETFのポートフォリオを他のユーザーにシェアしたり、他のユーザーのポートフォリオの閲覧や、ユーザー同士の情報交換などが可能。
2024年5月に、デライト・ベンチャーズをリード投資家とした日米VC及びエンジェル投資家を引受先とした増資を行い、総額約5億円の資金調達を実施。累計調達額は7.5億円億円となった。
株式会社4kiz
企業HP:https://4kiz.jp/
子ども向けSNSサービスや、WEBサービスの開発を行う。子どもの作品を親子で投稿しシェアできる、15歳以下子ども向けSNSサービス「4kiz(フォーキッズ)」を開発する。4kizは、子どもの絵やブロック、昆虫植物観察、自由研究、折り紙、歌、漫画、 プログラミングなどの創作品を投稿したりコメントし合うことができ、安心・安全なSNSをコンセプトにした子どもの創造性を育むSNSツールだ。
2022年3月には、シードラウンドにて国内外個人投資家を引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施した。
Coeto株式会社
企業HP:https://coeto.co/
音声SNSアプリ「wacha」を運営する。wachaは、ワード検索やカテゴリー検索により、興味のある話題を探すことのできる音声SNS。
同サービスは、会話の内容を配信することもでき、リスナーは配信を聴きながらコメントをすることができる。また、最大8人で会話をすることができ、配信した会話は48時間後に消滅する。2022年10月に導入した課金システムにより、月間アクティブユーザーが270%上昇。
2022年5月、シードラウンドにて第三者割当増資による100万円の資金調達を実施した。