メディカル業界向けエキスパート人材プラットフォーム運営のxCAREがシードで3000万円の資金調達

メディカル業界向けエキスパート人材プラットフォーム運営のxCAREがシードで3000万円の資金調達


メディカル業界向けエキスパート人材プラットフォームを運営する株式会社xCAREが5月19日、シードラウンドで、第三者割当増資による3000万円の資金調達を実施したことを明らかにした。

引受先は、プライマルキャピタル3号投資事業有限責任組合。

xCAREは、医療機器や製薬を主とした医療業界をターゲットに、副業やフリーランスという形態のエキスパート人材を活用するためプラットフォームを提供している。
現在同社では、本プラットフォームに100名程度のエキスパート人材が登録されている。それらの人材を同社の社員がプロジェクトマネージャーとして間に入り、依頼されたプロジェクトを一気通貫で遂行するプロジェクトマネジメント型のほか、実施計画から支援する提案型でのサービス提供を主に行なっている。
また、コンサルタントや依頼したい内容が明確になっている企業が直接エキスパート人材に依頼できるようなサービス提供も今後増やしていく予定だという。

同社は、大日本住友製薬にてMR(医薬品の営業)を経験後、医療業界に特化したヘッドハンティング会社、コンサルタント業務を経た福永氏によって創業された。
福永氏は、医療業界でのさまざま業務を経験する中で、人材の流動性が低く、エキスパート人材の限られた人的リソースを業界内で効率的に活用できていないことを課題に感じ、その課題を解決するために同社を起業した。
また近年、バイオベンチャーなどに流入する資金は増加傾向にあるものの、その資金の使途となる人材を確保するのに苦労しており、そこを解決することで業界全体の活性化を促す狙いもある。

同社のサービスの特徴として、企業とエキスパート人材の間にプロジェクトマネージャーとして同社が入ることが挙げられる。
医療系大企業では、副業解禁や早期退職なども増えてきており、市場に人材が流れてきているものの、元々1つの企業で勤め上げてきた人なども多く、人材が欲しい企業とエキスパート人材が上手くマッチングできていないという課題があった。同社では、企業とエキスパート人材の間にプロジェクトマネージャーという形で入ることで、人材を活用したい企業の需要とスキルを生かして働きたいエキスパート人材の需要を上手くマッチングしている。

また、バイオベンチャーのように複数の開発を並行して進めることの少ない企業の場合、各開発工程ごとに必要な知識が異なっているため、ある工程では必要だった人材もその工程が終わってしまうと持て余してしまうなど、正社員としてエキスパート人材を雇いづらいという背景があり、スポットでエキスパート人材を活用できるモデルは業界にマッチしているという。

同社では、シニアのエキスパート人材の活用にも力を入れている。
現場では、経験を多く積んだシニア人材の知識・経験が求められる場面はあるものの、年齢の関係から正社員としては雇いづらいということもあり、活用が進んでいない現状がある。
同サービスでは、スポットでエキスパート人材の活用が可能なため、シニアの知識・経験が必要なタイミングで、アドバイザーのような立ち位置として活躍してもらうなど柔軟な対応が可能となっている。
加えて、定年退職したシニア人材の就労意欲は高いこともあり、今後も力を入れていく方針だという。

今回調達した資金については、オンラインプラットフォームの開発及び人件費に充当しているとしている。
調達に合わせて発表した神戸支社は、行政とも協力しながら、神戸の医療産業都市にあるバイオベンチャー企業に対しての支援活動を行う拠点となる予定だという。

今後は、エキスパート人材プラットフォームのプロジェクトマネージャー機能の自動化・オンライン化を進めていきたいとしているほか、ヨーロッパをはじめとしたグローバル展開も見据えているとしている。


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