学生と企業のマッチングサービス「BaseMe」を運営するアレスグッドが、プレシリーズAラウンドにて、第三者割当増資による4.6億円の資金調達を実施したことを明らかにした。
今回のラウンドでの引受先は、サイバーエージェント・キャピタル、WiLの2社。
BaseMeは、機械学習および大規模言語モデル(LLM)を活用し、学生のプロフィール、経験、志向性、行動データを分析して企業の文化と価値観をマッチングするプラットフォームだ。ユーザーは自分に合った企業を見つけることができ、自己の価値観に基づいた働き方を実現できる。企業側においても、従来の就活では出会えなかった属性の学生の採用をすることが可能となる。
同社は勝見 仁泰氏が2020年11月に設立。勝見氏は、高校3年時に訪れた途上国での経験から社会課題に関心を持った。その後、文部科学省の留学プロジェクト「トビタテ!留学JAPAN」に採択され、ドイツ、コスタリカ、米国へ留学。さらにIT企業でのインターンを経験し、自身の就活経験を基にアレスグッドを創業した。
同サービスは、2021年5月にBaseMeの前身となる「エシカル就活」として提供を開始。2024年2月にBaseMeへとサービス名称を変更した。リリースからの約3年間で、150社以上の企業と1万5000名以上のユーザーが登録。
2024年7月には、経営体制と事業開発の強化を目的として執行役員制度を新設し、元クックパッドJapan執行役員の影山由美子氏が執行役員VP of Productに就任した。今回の調達資金は、さらなるプロダクトのアップデートと事業の拡大に充当する。
画像はアレスグッドプレスリリースより