株式会社UnlimiTech

製造業向けにデータメンテナンス自動化・AIワークフローツールを展開する株式会社UnlimiTechは、国内ベンチャーキャピタル、みずほ銀行、日本政策金融公庫を引受先として、第三者割当増資および融資による総額7500万円の資金調達を完了した。
UnlimiTechは、製造業向けにAIとテクノロジーを活用したワークフローツール「DataFlow AI」を開発している。主に製造現場で課題となる人手不足やノウハウの属人化、煩雑なExcel業務を解決するため、生成AIや自然言語インターフェース等の技術を用いたシステムを提供。現場独自の業務ロジックや複雑なデータ構造に対応し、AIによる自動化・効率化を実現する点が特徴とされる。複数の製造業現場と協力し実証実験を進めており、すでに工数削減効果も確認されているという。
少子高齢化が進む日本において、基幹産業である製造業は、深刻な労働力不足と現場ノウハウの断絶という大きな危機に直面している。多くの製造現場では、長年の試行錯誤によって最適化された複雑な業務プロセスが、特定の熟練担当者による「Excelマクロ」や「手作業」によって維持されてきた。しかし、こうした業務は属人化しており、担当者の異動や退職を契機に、貴重な知見がブラックボックス化、あるいは失われてしまうリスクを抱えている。
高度な専門人材の採用が困難になる中で、現場の“秘伝のタレ”とも言える業務ノウハウを、デジタル資産として可視化・構造化し、誰もが再現・活用できる形へと変えていくことが重要である。UnlimiTechは、この「技術承継の壁」に向き合い、製造現場の知恵を次世代へつなぐ仕組みを提供している。
代表取締役CEOは中川高之氏。中川氏は、「現場の切実な課題に寄り添い、特定の業務をピンポイントで自動化することで、すでに確かな実務上の価値を出せることを実証できました。この1月、新たな体制を整え、本格的な事業拡大へと舵を切れることを嬉しく思います。テクノロジーの力で、現場の知恵を未来へと繋ぎ、日本のものづくりの競争力を再び世界トップレベルへ押し上げる。その挑戦を、ここから加速させてまいります」とコメントしている。(一部抜粋)
調達資金は主に、製造業向けAIワークフロー「DataFlow AI」事業の体制強化と事業基盤構築に充当する計画だ。具体的には、エンジニアや製造業ドメインエキスパートの採用を通じて、製造業特有の複雑なデータ構造や現場独自の業務ロジックに対応した推論能力の開発を推進。今後は2026年1月中を目標に「DataFlow AI」の正式ローンチを進める予定で、製品開発の加速と導入企業に向けたカスタマーサクセス体制の強化していく構えだ。









