宇宙産業の総合商社Space BD、シリーズCで24億円調達──衛星打ち上げ・ISS活用を軸に事業拡大

宇宙産業の総合商社Space BD、シリーズCで24億円調達──衛星打ち上げ・ISS活用を軸に事業拡大

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宇宙産業向けの総合サービスを展開するSpace BD株式会社は、三菱HCキャピタル、ゆうちょ Spiral Regional Innovation Fund、Value Chain Innovation Fund、クラフティアイノベーション、みずほキャピタル、紀陽キャピタルマネジメント、Valueup Partners、ヒューリックスタートアップ、NVenture Capitalを引受先としたシリーズCラウンドで、第三者割当増資による総額24億円の資金調達を実施した。デットファイナンスを含めた累計調達額は45.8億円となる。

Space BDは宇宙産業の総合商社となることを掲げ、主に衛星の開発・製造・打ち上げから、国際宇宙ステーションを活用したサービス、ビジネス創出支援、宇宙関連の教育プログラム開発を展開している。衛星打ち上げ分野では多様な顧客の要望に応じて最適な輸送手段および技術調整を提供しており、医薬などの研究開発向けの宇宙利用や、実践的な教育カリキュラムにも注力している。

主力のローンチサービスでは、世界各国のロケット事業者との提携により輸送手段を拡充し、2025年10月時点で衛星取扱数は100件を突破。ISS利用サービスにおいても、軌道上実験の実績は600サンプルを超え、宇宙商業利用を支える基盤づくりを進めてきた。

さらに、宇宙産業の持続的成長に不可欠な人材不足への対応として、次世代育成プログラム「HURDLES」を2025年10月に発表。事業と教育の両面から、未来の宇宙経済圏の創出に取り組んでいる。

代表取締役社長は永崎将利氏。早稲田大学教育学部卒業後、三井物産で人事(採用・研修)、鉄鋼貿易、鉄鉱石資源開発に従事。2013年に独立し、2014年にナガサキ・アンド・カンパニーを設立して教育事業を展開。2017年9月にSpace BDを設立した。

永崎氏は、「技術力に立脚した事業開発力を磨きながら、衛星を中心とする宇宙空間への物資輸送サービス、宇宙機器のファブレス開発とその事業化を通じて、着実に実績を積み上げてまいりました。今後も、宇宙産業の発展に確かに貢献し、その過程で当社自身も成長していく──産業と企業価値が相互に高まる健全な循環を、愚直に駆動してまいります」とコメントしている。(一部抜粋)

本ラウンドで得た資金は、組織力の強化、ローンチサービスの拡充、ファブレスメーカー機能の強化など、グローバルな宇宙産業成長を見据えた事業開発に重点的に活用する計画だ。今後は優秀な人材の採用・育成、衛星打ち上げ需要増への対応、設計・品質管理体制の強化などを推進し、安定した事業基盤の構築と市場ニーズへの迅速な対応を目指すとしている。

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