「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが資金調達を実施

「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが資金調達を実施

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KEPPLE編集部

空飛ぶクルマの開発およびドローン関連サービスを提供するSkyDriveは、シリーズCラウンドの追加調達にて、第三者割当増資による資金調達の実施を明らかにした。

本リリースで発表された引受先はInventum Ventures、大阪市高速電気軌道、環境エネルギー投資、みずほ銀行の4社。2022年9月に実施したシリーズCラウンド以降追加調達した金額は累計約80億円に上る。

同社は、次世代の空の移動手段として「空飛ぶクルマ」の開発を行っている。電動化や自動化された航空技術と、垂直に離着陸できる運航方式を組み合わせた次世代の空の交通手段だ。現在開発中の空飛ぶクルマの商用機「SKYDRIVE(SD-05型)」は、日本、アメリカ、韓国、ベトナムの4カ国から合計263機のプレオーダーを獲得しており、その機体データを管理するためのデジタルプラットフォームの構築も進めているという。

同社は2018年7月に福澤知浩氏が設立。福澤氏は東京大学工学部卒業後、2010年にトヨタ自動車に入社。自動車部品のグローバル調達に従事し、トヨタ生産方式を用いたカイゼンで原価改善賞を受賞した経歴を持つ。20社以上の経営改善を実施した経験を活かし、SkyDriveを創業した。

設立以降空飛ぶクルマの社会実装を目指し、Osaka Metro、九州旅客鉄道、ドローンショー・ジャパンなどと業務提携を行っている。

2023年11月には、アメリカにSkyDrive America, Inc.を設立し、サウスカロライナ州やジョージア州の各空港を起点とした航路検討が進行中。インド市場の開拓においても、グジャラート州政府との戦略パートナーシップを結ぶなど、積極的な展開が続いている。スズキグループと製造パートナーとして連携しており、2026年以降に型式証明の取得および納品開始を目指しているという。今回の調達資金は、地上試験や飛行試験の環境・体制強化、開発・証明活動の加速、量産に向けた品質保証部門の増員・強化などに充当する。

画像はSkydriveプレスリリースより

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  • #航空
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