ウェルネスブランドのTENTIAL、健康投資を当たり前に

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KEPPLE編集部

リカバリーウェアや機能性インソールなどの衣料品を開発・販売する株式会社TENTIALが、第三者割当増資とデットファイナンスを合わせた10億円の資金調達を実施したことを明らかにした。

今回のラウンドでの引受先は、ニッセイ・キャピタル、楽天キャピタル、みやびベンチャーズ、TBSイノベーションパートナーズ、PARAMOUNT BED Healthcare Fundの5社。

今回の資金調達により、市場ニーズに応える商品開発の強化とグローバル展開を目指す。

健康課題に向き合った製品を開発

同社はウェルネスブランド「TENTIAL」で、日常的に心身のコンディションを整えるための製品を開発・販売している。健康投資マーケットにおけるウェルネスブランドとして、FOOT(インソールやサンダルなど足回りの製品)、SLEEP(リカバリースリープウェアやマットレス、枕などの睡眠関連製品)、WORK(リカバリーワークウェアやバスソルト、マスクなど日常生活を支える製品)の3領域で約50商品を展開。中でも、特殊な繊維を使用して血行を促進することで、疲労・ストレス軽減が期待できるリカバリーウェア「BAKUNE」シリーズは、販売から2年で累計15万枚を突破した。D2C型のビジネスから、実店舗での販売にも拡大中で、東京都内に2店舗の直営店を構えている。

サービス資料
今回の資金調達に際して、代表取締役CEO 中西 裕太郎氏に、今後の展望などについて詳しく話を伺った。

急速に関心の高まる健康志向

―― 健康への意識について、日本ではこれまでどのような課題がありましたか?

中西氏:日本はヘルスリテラシーが低いと言われています。健康に関する知識が不足しているため、購買の際に正しい意思決定ができず、ファクトやデータのない商品を騙されるような形で買ってしまう人が少なくありません。保険制度が充実している背景もあり、「病気になったら病院に行けばいい」と、体調が悪化してから何とかしようという意識が根強く広がっています。一方、世界では保険制度が整っていない国も多く、病気になると個人負担が大きくなります。そのため前もってケアをしようという考え方が強く、フィットネス業界が活況を呈しています。これが健康に関する大きな文化の差です。

そんな中、コロナ禍で健康志向やQOLの向上がトレンドになりました。自分の体をどう整えるかということに、日本でも多くの人が目を向け始めました。高齢化社会における医療費の問題、生活習慣病の予防など、健康にまつわるトピックへの関心が高まり、健康になろうとする意欲も上がったと考えています。

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スタートアップスカウト

―― TENTIALブランドの商品展開を始めようと思ったきっかけを教えてください。

自分自身の原体験が大きく影響しています。ずっとサッカーに打ち込んできた私は、高校3年生の時に心臓系の病気を患い、健康や寿命について考えるようになりました。進路を決める時期だったので、これまで勉強よりスポーツで結果を出して進学しようとしてきたことを後悔し、サッカー中心ではない人生の方が幸せだったのではないか、とまで思いました。でも、スポーツを頑張った分だけ、世の中に還元できる知見があるはずです。そこで、スポーツで培ったノウハウを、社会が必要とする情報として発信するメディアを立ち上げました。それが最初の事業です。

ずっとスポーツの価値を最大化させたい、スポーツと健康をつなげたいと考えていましたが、実際にお客様の身体の悩みと向き合った時、メディアだけでは解決できないことに多く直面しました。情報だけでは人は忘れてしまうし、面倒になってしまうものです。健康を持続するには、日常生活で身に着けていられる物によるところが大きいと考え、商品の販売にシフトしました。

世界のウェルネスを推進、挑戦する人を応援する

―― 資金調達の背景や使途について教えてください。

実は今回、多くの出資希望をいただきましたが、事業シナジーを見込める企業からの資金調達を行いました。商品の売れ行きやお客様の反応を見て、あらためて市場ニーズを感じているため、商品をさらに強化する体制づくりを目指しています。

使途としては、0→1の事業開発ができる人材と、医療にまつわる専門家の採用を強化します。1年で10人程度を厳選し、少数精鋭の組織を目指します。業務委託のパートナーや専門家とのリレーション、大学院との連携などを進め、主に研究開発への投資を想定しています。

―― 今後の展望を教えてください。

着実に社会課題を解決するために、衣服の領域からのアプローチを進めます。具体的な課題としては、肩こり・腰痛・睡眠負債・眼球疲労などです。現在は個人のお客様がターゲットですが、今後は、福利厚生や健康経営の文脈で、企業に向けての販売支援・促進に取り組みたいと考えています。

いずれは購入いただいた当社の商品が、医療費控除の対象になる世界観を実現したいですね。例えば、病院で「よく眠れない」と訴えたときに、当社のウェアが保険診療と同じ3割負担で購入できる世界になると、健康というテーマがより一般化でき、さまざまな商品を届けられるようになります。

健康は日本だけでなく、全世界が向き合っている課題です。当社は良質のプロダクトを作り、個人から法人へ広げ、そして日本から全世界に届けたいと考えています。

当社のターゲットは、「生涯を通じて挑戦する人」です。いくつになってもチャレンジしたいと思っている人を支えたいと考えています。TENTIALという社名は、ポテンシャルが由来です。当社は単なるメーカーではなく、全人類に無限の可能性があり、一人ひとりがそれを発揮するために日々健康に向き合い、いい状態にしよう、というメッセージを届ける会社であることをお伝えしたいです。

株式会社TENTIAL

株式会社TENTIALは、ウェルネスブランド『TENTIAL』の運営を行うD2C企業。 『TENTIAL』は、スリープケア製品やフットケア製品を中心に、日常の健康課題を解決することを目的とした製品を取り扱うウェルネスブランド。 また同社では、ウェルネス専門ECプラットフォーム『KENCOCO』を運営しており、同社製品を利用するアスリートや有識者とのリレーションを活かして、厳選した商品や情報を顧客に提供する。 同社は、スポーツ庁のプロジェクト「Sport in Life プロジェクト」に参画している。

代表者名中西裕太郎
設立日2018年2月6日
住所東京都中央区日本橋富沢町7番16号THEGATE日本橋人形町6F
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