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人事データを一元管理するパトスロゴス、共創プラットフォームで挑む人的資本経営

統合人事システム「PathosLogos」を運営するパトスロゴスが、第三者割当増資による資金調達を実施したことを明らかにした。2023年8月に実施した資金調達と合わせて24.5億円の調達で、累計資金調達額は総額37億円となった。
今回のラウンドでの引受先は、SMBCベンチャーキャピタル、りそなキャピタル、FFGベンチャービジネスパートナーズ、グロービス・キャピタル・パートナーズ、ジャフコ グループの5社。
PathosLogosは、企業が利用する各種人事SaaSのデータを標準化して集約し、一元管理を可能にするプラットフォーム。企業は様々な人事SaaS製品を活用しつつ、人的資本経営に必要な統合的なデータ分析を実現できる。
また、同社は人事給与SaaS「Combosite」も提供している。エンタープライズ企業向けの高度な人事給与の計算・確認業務を支援し、大企業に必要な中心機能をカバーしながら、効率性と利便性の向上を促進する。
同社は牧野 正幸氏が2020年10月に設立した。牧野氏は大手建設会社、ITコンサルタントを経て、1996年にワークスアプリケーションズを創業。同社のCEO・取締役を2019年10月に退任後、領域特化型ソフトウェアの開発を目指しパトスロゴスを設立した。
PathosLogosは2023年4月に提供開始。リリースから約1年で、プライム市場上場企業や数万名規模の企業を含む顧客に採用され、合計11万IDを販売した。今回の調達資金は、製品開発体制および販売体制の拡充に充当する。
同社は日本企業のバックオフィスのデジタルトランスフォーメーションを推進するために、製品開発を進めている。今後もさらに多くの大企業に対して、効率的で使いやすい統合人事システムの提供を目指し、ユーザー数の拡大を図っていく予定だという。
画像はパトスロゴスプレスリリースより
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