関連記事
【2024年9月更新】蓄電池で再生可能エネルギーの普及を促進するスタートアップ5選

蓄電池事業を手がけるパワーエックスが、シリーズCラウンドにて第三者割当増資による24.6億円の資金調達を実施したことを明らかにした。
今回のラウンドでの引受先は戸田建設、SMBC日興証券株式会社、Frontive Holding、Spiral Capital、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、その他金融機関と従業員持株会等。
同社が提供するのは蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger」。Hyperchargerは、自動車販売店や道の駅、商業施設などで利用が進む。昨年秋より量産を開始し、すでに60台以上を出荷した。今夏から東京エリアのオフィスビルへの再エネ電力の供給を開始した。
定置用蓄電池も製造しており、大規模な電力網に接続する蓄電所で利用されている。また、再生可能エネルギーを活用した電力供給事業も展開しており、脱炭素社会の実現に貢献している。定置用蓄電池については、この秋から系統用蓄電所案件の設置本格化に伴い、岡山県玉野市の提携工場における生産を増強する予定である。現在の2日に1台の生産ペースから、1日1台ペースでの出荷を目指している。
同社は2021年3月に伊藤 正裕氏が設立。伊藤氏は、17歳で起業し複数の企業を立ち上げた経験を持つ。2000年にヤッパを創業し、3D技術を活用したソリューションを提供。2014年にはM&Aにより株式会社ZOZO(旧スタートトゥデイ)に参画。2019年には取締役兼COOに就任し、同社のイノベーションとテクノロジー部門を牽引した。その後、2021年3月にパワーエックスを設立した。
2024年8月には、タイムズ24と時間貸駐車場における超急速EV充電サービス提供に向けた実証実験を開始。今後も蓄電池を中心とした製品やサービスを国内の生産・開発拠点から届ける事で、脱炭素社会の実現を目指す。今回の調達資金は、蓄電池を活用した製品やサービスの出荷および導入の加速に充当される。
画像はパワーエックスHPより
スタートアップの資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ。
1週間分の資金調達情報を毎週お届けします。
※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします
※配信はいつでも停止できます
投資活動のあらゆる情報を一元的に管理できる案件管理機能を中心に、社内外への報告資料の自動作成機能やダッシュボード機能をご提供。
スタートアップ企業の事業概要、時価総額、株主情報、役員情報など、幅広いデータをご提供。
ファンドの経理や決算、分配計算や監査法人対応、親会社へのレポーティングまで、幅広くご提供。
独自のデータベースと知見を活かして、スタートアップに特化した株価算定・投資検討デューデリジェンスをご提供。
事業方針の変更で売却ニーズを抱える事業会社、満期が近づくファンド等が保有するスタートアップの株式をダイレクトに買取。