パワーエックスが24.6億円を調達、蓄電池の量産加速へ

パワーエックスが24.6億円を調達、蓄電池の量産加速へ

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KEPPLE編集部

蓄電池事業を手がけるパワーエックスが、シリーズCラウンドにて第三者割当増資による24.6億円の資金調達を実施したことを明らかにした。

今回のラウンドでの引受先は戸田建設、SMBC日興証券株式会社、Frontive Holding、Spiral Capital、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、その他金融機関と従業員持株会等。

同社が提供するのは蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger」。Hyperchargerは、自動車販売店や道の駅、商業施設などで利用が進む。昨年秋より量産を開始し、すでに60台以上を出荷した。今夏から東京エリアのオフィスビルへの再エネ電力の供給を開始した。

定置用蓄電池も製造しており、大規模な電力網に接続する蓄電所で利用されている。また、再生可能エネルギーを活用した電力供給事業も展開しており、脱炭素社会の実現に貢献している。定置用蓄電池については、この秋から系統用蓄電所案件の設置本格化に伴い、岡山県玉野市の提携工場における生産を増強する予定である。現在の2日に1台の生産ペースから、1日1台ペースでの出荷を目指している。

同社は2021年3月に伊藤 正裕氏が設立。伊藤氏は、17歳で起業し複数の企業を立ち上げた経験を持つ。2000年にヤッパを創業し、3D技術を活用したソリューションを提供。2014年にはM&Aにより株式会社ZOZO(旧スタートトゥデイ)に参画。2019年には取締役兼COOに就任し、同社のイノベーションとテクノロジー部門を牽引した。その後、2021年3月にパワーエックスを設立した。

2024年8月には、タイムズ24と時間貸駐車場における超急速EV充電サービス提供に向けた実証実験を開始。今後も蓄電池を中心とした製品やサービスを国内の生産・開発拠点から届ける事で、脱炭素社会の実現を目指す。今回の調達資金は、蓄電池を活用した製品やサービスの出荷および導入の加速に充当される。

画像はパワーエックスHPより

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  • #電池
  • #再生可能エネルギー
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