埼玉ドローンサービス株式会社

ドローン活用サービスを提供する埼玉ドローンサービス株式会社は、建設・土木業界における現場管理の効率化を目的とした新サービス「スカイログ」の提供を、2025年5月1日より開始する。
同サービスは、ドローンによる空撮技術を活用し、現場の進捗状況を可視化することで、遠隔からの監視や多拠点管理の効率化を支援するものだ。
2023年に設立された同社は、建設業界の課題である進捗管理の属人化や、現場ごとの対応コストの高さに着目。全国対応可能な30名の国家資格保有オペレーターを擁し、安全衛生教育を徹底した上での現場派遣を強みとする。撮影されたデータは最短翌日納品され、迅速な意思決定をサポートする。
代表取締役を務める尾形 真彦氏は、OA機器および防犯カメラの販売会社にて役員を務めた経験を持ち、約9年間にわたり営業および広告業務に従事。その後、ドローン事業で独立し、空撮や赤外線点検を中心としたサービス提供を行ってきた。保有資格として二等無人航空機操縦士、UAS Level.2、赤外線建物診断技能士を有し、産業用ドローンによる点検や空撮業務の安全・正確な運用を実践している。
業界全体としても、少子高齢化による労働力不足や、DX推進の潮流の中で、建設現場の遠隔管理やデジタル化へのニーズは高まっている。「スカイログ」は定額制のサブスクリプションモデルやオペレーターネットワークを活用した低コスト運用を特徴としており、他社との差別化を図る。
今回のリリースでは、月額18万円から利用可能なサブスクリプションプランが用意されており、3次元点群作成や動画編集といったオプションにも対応。加えて、災害現場や河川管理といった特殊業務にも柔軟に対応可能とする。今後は提携オペレーターの拡充と、教育体制の強化により、対応地域のさらなる拡大を見込んでいる。