eスポーツ事業に取り組むスタートアップ6選

eスポーツ事業に取り組むスタートアップ6選

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急成長するeスポーツ市場は新たな産業となるか 

eスポーツ市場は、デジタルエンターテインメントの急成長とともに、世界的に注目を集める分野となっている。

日本でも市場は拡大しており、一般社団法人日本 eスポーツ連合によると、2023年国内eスポーツ市場は前年比117%の146.85億円に到達し、2025年には200億円を超えることが見込まれている。また、国内のeスポーツファン数は、856万にものぼり、増加傾向にある。

それに伴い、eスポーツプロチームの運営や、大会の運営・配信にかかわる企業が増加している。

本記事では、eスポーツに関わる事業を運営しeスポーツを単なる娯楽にとどまらない一つの産業にすることに尽力するスタートアップ6社を取り上げる。

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スタートアップ6選

株式会社meleap

企業HP:https://meleap.com/meleap/public/index.php/jp

AR(拡張現実)技術を活用した新たなスポーツ、「テクノスポーツ」の創出を目指す企業。同社が開発した仮想空間でエナジーボールやシールドを駆使して対戦するARスポーツ「HADO」は、現在39カ国以上の国々で600万人以上の人がプレイする。近年は観客参加型アプリの開発を行うなど、観戦事業の強化にも取り組んでいる。

2024年5月には、シリーズCラウンドにて中国VCであるQC Investment、ニッセイ・キャピタル、新潟ベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資、日本政策金融公庫からベンチャーデットによる資金調達を実施し、累計資金調達額が31億円に達した。

ゲシピ株式会社

企業HP:https://gecipe.co.jp/

ゲシピは、ゲームの世界で学ぶオンライン英会話スクール「eスポーツ英会話」、英語を仕事で使う人向けの「リスキリングeスポーツ英会話」を運営する会社。特に、eスポーツ英会話の受講実績は2025年1月時点で20万人を超え、継続率も96%以上を維持している。eスポーツを娯楽ではなく教育の手段として用いる、メタバース教育のパイオニアである。

2025年2月には、英語学習プラットフォームのプログリットと資本業務提携を行った。今回の提携により、プログリットからの支援を受け、eスポーツ英会話®︎事業のさらなる事業拡大を目指すとともに、eスポーツやメタバースの世界を通じた一人ひとりの可能性を広げるコンテンツを提供していく。

株式会社JCG

企業HP:https://jcg.co.jp/

JCGは、eスポーツのオンライン大会の組成・運営や、eスポーツを通じたマーケティング活動の企画支援を行う会社。年間1000回以上の大会を開催、のべ約29.2万人が参加している。eスポーツのプロフェッショナルが企画からアフターフォローまですべて一貫してサービスを提供することにより、eスポーツの持つ可能性を最大限に活用し、新たなエンタメを作り上げることを目標としている。

2023年9月には、日本テレビグループの子会社となった。eスポーツ事業の成長と新サービスの開発をよりいっそう加速させる。

RED MAKER株式会社

企業HP:https://red-maker.com/

日本文化をエンターテインメントに昇華し世界中へ届けるため、東京タワー内のeスポーツテーマパーク「RED° TOKYO TOWER」をはじめとしたさまざまな事業を展開する会社。eスポーツを中心に様々なIPを巻き込んだ都市型テーマパークを構想しており、海外展開、オンライン事業展開も見据えている。

2025年1月には、Vma plusとWeb3戦略的業務提携を契約した。Vma plusのWeb3マーケティングへの本格的な進出と、双方の技術及びリソースの共有を通じたイノベーションを目的とし、メタバースプラットフォーム「Vma plus Station」において「RED°」のメタバースステージを制作する。2025年4月には、社名をTEG株式会社からRED MAKER株式会社へと変更した。

株式会社REJECT

企業HP:https://reject.co.jp/

「ゲーマーをもっと豊かに」という理念のもと、プロeスポーツチームの運営、eスポーツ選手のマネジメント、イベント企画運営など、多岐にわたる事業を展開する。代表取締役甲山氏は、10歳でeスポーツをはじめ、2018年に選手を引退後に同社を創業した。また、Forbes Japan 30 Under 30 2023受賞者でもある。

2024年には10.7億円のシリーズBラウンド資金調達を完了した。アラブ首長国連邦のアブダビよりGyrfalcon Holding LLC、日本からDBJキャピタル、三菱UFJキャピタル、オリックス・キャピタル、伊藤忠商事、KIDS HOLDINGS他国内外の著名な投資家が参画。中東eスポーツ市場への本格進出を開始するなど、事業をグローバルに拡大中である。

株式会社プレイブレーン

企業HP:https://playbrain.com/ja

eスポーツの大会の企画・運営を主要な事業として、ゲームマーケティング、ゲーム関連のwebプロダクトやECサービスの開発・運営を行う会社。ゲームを通じて日本と世界をつなぐことをミッションとし、eスポーツ大会の日本語訳配信などに力を入れている。

今後は、日本のチームや企業が世界市場に進出していくことと、海外のブランドが日本のeスポーツ市場とファンにアクセスできるようにすることを目標に、イベント運営やプラットフォームの提供に注力していく予定である。

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※ 一般社団法人日本 e スポーツ連合:「
日本eスポーツ白書2024

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