レンタルプラットフォーム「カウリル」などを運営するTENTが、プレシリーズBラウンドにて第三者割当増資融資、融資及び業務提携による総額約3.6億円の資金調達を実施したことを明らかにした。
今回のラウンドでの引受先は、Spiral Innovation Partners、全国保証イノベーションファンド、FINOLAB、ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス、長瀬産業、三井住友海上キャピタルの6社。
カウリルは、さまざまな商品をレンタルできるオンラインレンタルモールだ。ユーザーは、レンタルした商品が気に入ればそのまま購入することも可能。レンタル事業者は、管理画面で簡単に商品登録や顧客管理を行える。また、専用の在庫管理ツール「ZAIKA」を提供しており、企業はクラウド上で効率的にレンタル在庫を管理し、スムーズにレンタル事業を運営することができる。
同社は、IT業界で長年経験を積んできた松田 基臣氏によって2017年に設立。松田氏は、自社メディア運営やLPOツールの開発、ASPサービスの立ち上げなど多岐にわたる事業に携わった。
カウリルは、2020年にレンタルプラットフォームとして提供開始。2024年10月には昭和リースと業務提携を締結し、「電動アシスト自転車サブスクサービス」の事業拡大を行うと発表した。
今後も、さらなる機能開発やサービスの拡大を目指す。今回の調達資金は、各サービスの新機能追加や営業体制強化のための人材採用に充当する予定だという。また今回の資金調達に合わせ、インターネット写真販売サービスのフォトクリエイト創業者である白砂 晃氏が新たに社外取締役に就任し、組織拡大に向けた経営体制の強化を図る。
画像はTENTプレスリリースより